最終のステップ3「片づけの話」を信頼できる人にする です。
あなたが実際に実行している片付けや、これからやろうとしている片付けについて、ぜひ、信頼できる人に話してほしいと思います。
たとえば、
「寝る前にダイニングテーブルのものを片付けてから寝てる。朝おきたときスッキリして気持ちいい」
「朝起きたら家のゴミを集めてゴミ出しを終わってからコーヒーを飲んでいる」
「ラップの在庫を整理したら3本あったので、スーパーで安売りしてたけど買わなった。ステイホームでストック品の整理をしているところ」
など、実際にしていることでもいいですし、
「出窓をかたづけて、夏までに新しいカーテンを買おうと思う」
みたいな決意表明でもいいんです。
・・そんな小さな話で大丈夫です。
大事なのは、あなたの話を否定せずに、聴いてくれる人、信頼できる人を選ぶことです。
モノだけでなく、人間関係も選好するということです。
人は、なにかいいことをしたとき、話したくなるものです。
ステイホーム時間がふえたいま、自分で自分をほめる技術がとても大事になってきています。
とはいえ、なにかを続ける新しい行動を続ける意思を保つためには、ちょっとした他人のフィードバックがあることで、より強固になっていくのです。
「そうなんだ」と否定せずに聴いてくれる人が、そばにいることが大事なのです。
世の中には、案外、人がうまくいっていることに嫉妬したり、「どうぜまた散らかるんでしょ」と否定する人が一定の割合でいるものです。
あくまでも、しゃべる相手をこちらで「選ぶ」ということです。
仮にキレイで整理整頓大好きという人であっても、自分の食べたゴミをポイ捨てする人だったら、それは本当に片づけができる人とはいえないでしょう。
個人的にキレイにしまってあったとしても、社会的な視点で片付いているとは言えないのです。そしそして、そういう人は、自分ファーストなので、きっとあなたのことも雑に扱うことでしょう。
注意したいのは家族や同僚などの近い関係です。
ちょっとした話をするのにはいいのですが、つい子どもや家族に対して否定的な側面をみつけてクローズアップして、遠慮なく感情をぶつけてくるケースが少なからずあるのです。
近すぎて見えないだけに、遠慮なく踏み込んでくるケースです。
たとえ自分が成長した大人であっても、注意が必要です。
「どうせまた散らかるんでしょう」
「3日も続かないよね」と、頭から否定されない関係であるかどうか、あるいは、
「私のなんか、もっとキレイにしている」というように、自慢話にすりかわる人だったら、よく観察してください。
そもそも近くに必要な人間関係なのかを考えて「距離をとる」などの「回避行動」をすることも検討してください。
ポイントは、あなたと対等に、気持ちが通じる関係かどうかです。
「へー」「朝おきて片付けてるんだー 」「いいねー 私もやってみようかな」などの素直な反応をもらえる関係の人がいいでしょう。
話すことで、自己肯定感も強くなりますね。
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こうして、片付けをしていくことで、本当の友人や家族の関係もみえてきて、人間関係も整理されていくのです。
そして、さらに片づけが早く上手になるコツは、片付けの話をたさんすることです。
(理由については、過去のブログや「片づけの基本」に書いていますので、ここでは省略しますね)
信頼できる人と、たくさん片づけの話ができると、鬼に金棒です。
「選好片づけ」は、実際にモノの片付け以上の効果があります。
信頼できる人と、たくさん片づけ話をしてみてくださいね。
多くの方が片づきますように。
安心できる仲間と片づけ話をしたい方へ
自宅と実家の片づけサロン
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リバウンドする前にフェードアウトすることも・・。
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