おかげさまで、練馬区防災学習センターの講座をさせていただきました。
平成29年度女性防災リーダー育成講座「災害時にだからこそ“活かせる女子力”を考えるという3回連続講座の2回目、テーマは「在宅避難のススメ」です。
阪神・淡路大震災の被災体験を、瀬戸口奈津子さんからうかがいました。
先日の小さなお子さんがいらっしゃる方向けの講座でもご一緒させていただいたのですが、何度耳にしても、お子さんを抱えての被災体験は身に迫るものがあります。
(↓ 瀬戸口さんの講演風景)
私のほうからは、「今日からできる片づけのルール」をお話ししました。
防災という視点を取り入れた価値観を持ち、部屋を片付けていく方法をお伝えしました。
「災害が起こった時に物資がなくなるのではないか?」という漠然とした不安を持っている方は多いと思います。
実はそれを捨てない、片づけない理由として、不要な物を持ち続けたり、散らかった部屋を片付けることを先延ばしにするケースも、私たちは時々目にいたします。
物を収納するために持ち続けて、いざというとき必要な物がでてこないという事態は、ぜひ避けたいことです。
片づかない部屋で物が原因で命に関わる怪我は、私たちの心がけ次第で防ぐことができるのです。
お金もかかりませんから、こんなにいいことはありません。
片づけを先延ばしにせず、適切な物を適切な量を持ち、しかるべきところに片づけていくことは、これから生きていく力ともいえます。
講座の前後には、練馬区防災課の田中さんのほうから、とてもためになる在宅避難のポイントと演習もありました。
災害は自分の身だけはふりかからないと思うのは人間としては自然の摂理ともいえるのですが、長寿化する寿命を考えれば、防災という知恵を持つことは必須と言えます。
瀬戸口さんや防災課の方々ともお話ししましたが、お伝えしたいことはたくさんあります。
いくら必要だと理屈ではわかっていても、感情的には、多くの人の片付けに関係する意識の中で、メインストリームにはたどり着いていないのが現実です。
片付けや防災にアンテナを張っていれば、しかるべき情報を拾う知恵をシェアしあい、スキルアップしていくことができます。
こうした時間や情報は、実家片づけアドバイザーのノウハウを用いて微力ながらお手伝いをすることで、片付けや防災を考えるきっかけになってくださるのであれば、このうえなくうれしいです。
雨の中、ご参加くださったたくさんの方々、瀬戸口奈津子様、練馬区防災学習センター長の森野様、萩原様、会長はじめご関係のみなさま、練馬区民防災課の田中様、ご関係の皆さまに感謝申し上げます。
片付きますように(渡部亜矢)。
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