不用品の処分①知人に差し上げる~心遣いのワナ~【片づけ365日】vol.1

2018年03月25日

片付けのヒントについては、これまで何回も書かせていただきました。

講演以外のアウトプットや情報のシェアを、これから増やしてまいります。よろしくお願いいたします。

【片づけ365日】1.不用品の処分 ①知人に差し上げる~心遣いのワナ~

不用品の処分の方法がわからず、家の中にある方も多いのではないでしょうか。
先日は、相模原市消費生活センター様から依頼を受け、不用品処分について、情報誌に記事を書かせていただきました。
おかげさまで好評でした。
情報誌では、どうしても紙面が限られているので、こちらで詳しく書かせていただきます。


今はものがあふれかえっているので、もらって使ってくれる人がみつかれば、本当にラッキーです。
着物や楽器、本などは、同じ趣味のサークルやお知り合い、親戚など、物の価値がわかる人に差し上げれば、大事に使っていただくことができます。

ただし、実家に送りつけたり、いくら気心が知れた相手であっても「いい物なのよ」「高かったのよ」と
いって押し付けたりすると、知り合いだけに相手は断り切れず、その後の人間関係に響きます。
注意しましょう。

実は、随分前ですが、まだこの仕事を始める前のことです・・。

手元に読み終わった人気の小説の新刊が、何冊かありました。
職場でその本が話題になり、読みたいという人がいらしたので、その方に、「読んでないのなら、どうぞ」と差し上げました。

私としては、古本屋さんに送れば多少はお金になるかもしれないけれど、荷造りも面倒だし、もらってくれるのなら、うれしいなということで、渡に船といったところです。

ところが、相手の方の気持ちの上でご負担になってしまったようです。
おかえしに本以上に値段のするお菓子をくださいました。
差し上げたことで、かえって手間をとらせてしまいました。

もらってくださる方が、

「ただで読めてラッキー!!」と思う方なのか、
「いただいものはお返しをしなくっちゃ・・」とご負担に思うのか。

100人いれば、100通りの受け止め方があるということです。

お相手の心のなか、お気持ちなので、こちらでコントロールすることはできません。
差し上げるのなら、お相手の負担にならないように差し上げることが、本物のマナーなのだろうと思います。

すべてをおもんばかるのもたいへなスキル、心遣い、日ごろの人間関係、コミュニケーションがものをいいます。
かえってカンタンに送れるところに送って、(現実的には私の場合はブックオフなんですが、)家から物を出すようにしていくほうが、はやく片づき、人間関係の失敗も少ないという一面を学びました。

 

そのほか、私のところに片付けの相談で多いのが、「お姑さんや実の母が、自分のいらないものを押し付けてくる」といったケースです。

食べきれない量の乾物、お菓子、10年以上前の電化製品など、捨てるのがもったいないといったもの、捨てるのが面倒なもの、買ったときにそれなりに値段のしたもの等が多いようです。

たぶんこれも、もったいないという差し上げる側の都合が優先し、身内感覚の「このぐらいなら、もらってくれて当然」といった、ちょっとした甘えがでてしまうのでしょう。

ノーサンキューと伝えてもいいのですが、うまく伝えないと、これまた、コミュニケーションがこじれる原因になります。

買いすぎをふせぐように、「買い物するときは声をかけてね」と安心してもらったり、NPOや福祉施設、地域の寄付センターなどに寄付する方法を伝えるなどしていきましょう。

買取店舗を利用するときは、自分が送るときも、なるべく口コミが聴ける、信頼のある所を探しましょう。

物資の少ない国や災害の支援物資として送る場合は、送料の負担や送付できる品物に一定のルールがあります。

その他、家の前やガレージの前に、段ボールなどを置き、中に不用品を入れ、「ご自由にお取りください」と書いて、ほしい人に持ち帰ってもらったり、バザーに出したりするのもいいですね。

バザーは品物を集める期間が決まっているので、期日管理が必要です。季節ごとに、この時期はこのバザーなど、きめておくとスケジュール管理が楽になります。

いずれにしましても、人が幸せになるためのモノで、人間関係や環境問題に悪い影響が出たら本末転倒。

モノを差し上げるのも、心遣い、マナーが必要です。
お相手に気を遣わせないようにすることが、最大の心遣いです。

まだまだ、学び続ける必要があります・・。

これからは、物を持つ責任みたいなことが問われる時代になってきているのだと思います。

うまく知人に差し上げられるといいですね。

片付きますように(渡部亜矢)。

 

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