苦手な人でも大丈夫!「脱・計画」で片づける方法~ダイエットの失敗例に学ぶ~

苦手なことに注目しないで、自分にとって片づけやすいところから!

昨日も、松本で実家片づけアドバイザーとして講演してまいりました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
片付けたいという多くの方のパワーを感じたひと時でした。

講座の最後でもたくさん質問をいただきました。ありがとうございます!
どれも、○○を片付けたいけれど、どうしたらいいですか? というものでした。

たとえばですが、服、食器など、捨てにくい思い出の物に対してご質問をいただきます。
どれも、共通点があります。

それは、どれも、自分の捨てにくい、苦手な物に対する片づけの質問であるということです。
片付け講座にご出席いただいているわかで、問題解決されるのでいいのですが、ぜひ、片づけたい場所よりも、自分にとって片づけやすい物、場所から片づけていただきたいと思います。

たとえば、服を片付けたいという方は、服にはこだわりがあるけれど、本は片付けやすいとか、玄関やお風呂場など思い入れのないエリアから片づけるとか、自分の体が動きやすい=行動しやすいところから、アプローチしてくみてください。

このコラムに何度も書いておりますので、すでにみなさまご存知かもしれないのですが、
いまは夏なので、季節外れの洋服などもおすすめです。
毛玉のついた、捨てられないブランド物の、季節外れのセーターなど、やぼったくみえるもの。
案外、楽に処分できることもあります。
もちろん無理に捨てなくても、一時保管にしてくださいね。
苦手な人は、短い時間、それも15分ぐらい、洗面所や引き出しひとつなど狭いエリアだけをめざしてみてください。

計画倒れの本質

前置きがずいぶん長くなりました。
ここで注意しなければいけないのは、計画倒れになることです。

なぜ計画倒れということが起きるのかというのを、みなさま気が付いていらっしゃらないことが多いのです。

好きなテレビ番組をみるのに、わざわざ手帳に時間を書いて、計画を立ててみる人はいないでしょう。
好きな本を読むのに、いちいち計画を立てたりしません。
楽しみにしている女子会などでしたら、日時や場所を手帳に書くかもしれないけれど、たいていの場合、遅刻したりはしないでしょう。大好きなギターの練習なら、いちいち手帳をみなくても、体が動いてることでしょう。
そう、好きなことなら、計画なんか立てなくても、おそらく誰もが自然にやっているはずなのです。

手帳に書いて管理したり、やらなくっちゃと思うのは、苦手だからこそであるということを、確認してから、取り組んでください。

だからこそ、苦手でもできる小さなエリア、短い時間、小さなステップで始めてください。
自宅でも、実家の片づけでも、共通です。

ダイエットの失敗を知って片付けを成功させよう

ダイエット(といっても、単にやせるということではなく、ここでは健康的になるという意味です)は、いろいろな方法があります。

運動するといいというのは、誰もが異論がない共通認識であると思います。

でも、ダイエットしたいといっている人に、運動すればいいんだから、やれば?って言えますか?
そもそも、運動がきらいだから、ダイエットに失敗している人かもしれませんよね。
いくらダイエットに効果的だからといっても、運動きらいな人に、りっぱな運動の計画をたてても、計画倒れいなるのは目に見えています。

片付けも同じで、片づけが苦手な人に、いくらりっぱな計画たててもうまくいかないのです。
ましてや、捨てられない親や友人に、物を捨てればいいじゃん!といっても無理なのです。
だから、片づかないのですから。

計画を立てずに片づける秘密の方法とは

ずばり、計画を立てずに片づける秘密の方法は、「脱・計画」です。

苦手だからこそ片づけの計画が必要なのですが、長続きしない、習慣にならない計画だと、あまり効果はありません。
たとえば、10分片づけたらごほうびのスイーツとか、朝のこの時間に好きな音楽一曲かけて、その5分だけ片づけるとか、好きなこととセットで動く方法をおすすめしています。

計画でなく、セットとして考えるとうまくいきます。
とくに親の家の片付けは、計画は必要なのですが、メリットをセットで用意しないと、やる気もでません。
成功体験を一緒に積んでいきましょう。
続きは後日このコラムで書かせていたきます。

片付きますように(渡部亜矢)。

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