片付けが苦手な人や,高齢になって片付けが心配なご両親などにお勧めしたいゴールデンルールが,「時系列整理」です。
最近使ったものをとにかく手前にしまっていくだけです。
片付けが難しいのは,「いる」「いらない」を判断しなければいけないからです。
片づけが苦手な方は,物事に優先順位をつけるのが苦手です。ですから,モノを持ち続けることを否応なく選んでいるのです。そのほうが楽だからです。
片づけが苦手でないレベルの方でも,「いる」「いらない」と判断するには,気力体力両方が必要です。
それまでの自分の人生の全てを総力戦で使わなければいけません。
気力・体力に余裕がある時にしか,片づけはできないのです。
高齢になると片づけが難しくなるのは当たり前ですし,みんな忙しくてそこまで回らないというのが現実です。
そして,それが散らかりへとつながっていくのですね。
ここで「時系列整理」の出番です。
手前に使ったものを戻していくだけです。
たとえばクローゼットだったら,着た服を一番左端などにかけていくと決めたとします。
すると,よく着る服が左端にたまっていきますね。
あるいは,爪切りを引き出しにしまう場合は,使った爪切りを引き出しの一番手前に戻すだけです。
次回よく使うものは手前に出てきています。
こうして,服も爪切りも,だんだんと良く使うものは手前に来るわけです。
これは本当に家じゅうの片づけに使える,万能な仕組みです。
また詳しくお伝えしますね。
片付きますように。 渡部亜矢