ミニマムな我が家で毎日活躍しているホットクックを,新製品の黒(KN-HW16G-B)に買い換えました。
なぜ価格の高い新型を購入したのか?ということについて,本ブログでは片づけ収納の話に特化して書かせていただきます。
(商品比較やレシピについては,家電や料理に詳しい方々がたくさんブログに挙げていらっしゃるので,そちらをみてくださいね)
買い替えを検討したきっかけは“ひっつく内窯”
2015年製の初代99Aというのをずっと使っていました。
内窯がフッ素加工ではないので,洗うたびにストレスでした。
そろそろ窯だけ買い替えようかなと思って検索したら,すでに製造中止になっており,製造元のシャープではサポートもしていないことがわかりました。
どうりで99Aのレシピを挙げている人が少ないはずです。
ここは内窯だけでなく,まるごと買い替えたほうがよさそうだなと思い,歴代比較をしてみました。
新製品といわゆる型落ちと比べてみましたら,機能的にはさほど差がありませんでした。
型落ちのほうが安くてお買い得感がありそうでしたが,あえて次の理由で新型を購入しました。
新規家電購入は2乗,3乗のスペース確保から
家電を購入するときに,まず考えてほしいのは,使い勝手以上にスペース問題があります。
たとえば蓋をあけると,こんなふうに,奥行きの倍の高さが必要になります。
実際は湯気も出ますから,上部にモノを置くことはできません。
時々,炊飯器などを,食器棚と一体化したものをお使いになっているご高齢の方がいらっしゃいます。
引き出し式の棚だと重量がありすぎるのと,面倒なことがあって,結局使わなくなる方もお見掛けします。
そもそも,引き出し式の棚に置くことは,ホットクックの場合は重過ぎるのでやめたほうがよいと取り扱い説明書にも書いてありました。
また。釜は食器洗い機にかけることができませんので,
洗ったら拭いたあとに水気を乾かしたり,細かいパーツを食洗器から出して冷ますなど,セッティングするまでのスペースが必要です。
私はすぐに拭くから大丈夫という人もいらっしゃるかもしれませんが,本体だけでなく,釜や蓋などパーツをすべて広げたスペース分の余裕をもっておいたほうが無難です。
我が家の場合は,毎朝使うスロージューサーのパーツとあわせて,これだけのスペースが必要となっています(これでも狭いが仕方ない)。
新しい家電を買うということは,本体の大きさだけでなく,本体の体積の二乗,三乗もイメージしてから買わないと失敗します。
新規家電購入は2乗,3乗のスペース確保が必要です。
家電に限らず,動線まで考える必要があります。
購入の決め手は機能も大事だけどサイズ感も重要
2015年製とサイズの違いを片づけの観点からみると…,
我が家の旧型(99A)幅364mm×奥行280mm×高さ224mm
新型(KN-HW16G-B)幅330 mm×奥行282 mm×高さ240mm
ぱっとみるとそんなに変わらない感じがします。
写真を見ただけで,取っ手が短くなった感じがします。
それでも,たかが幅3センチじゃないか? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし,幅で34ミリ,奥行き 2 ミリ,高さ4ミリを合計すると,40ミリ,すなわり,4センチの違いが出てきます。
狭いマンションの我が家では4センチを立体で考えるとかなりの差がでてきます。
2乗,3乗して,動線まで考えてみると,立体のイメージしやすくなると思います。
たぶん3乗分ぐらい,つまり16センチ四方広くなると考えて,新製品をゲットする動機になりました。
新製品の価格をどう捉えるか
繰り返しになりますが,買い替えをするとしたら新製品にこだわる必要はありません。
値段ばかりに気を取られないように冷静に考える必要があります。
我が家の場合は,狭いマンションなどのキッチンにでは,3-4センチが使い勝手に関わってきます。
今回もですが,スペースを重視しています。
ちなみに我が家では,ガスのいわゆるごはん窯(たぶん3000円ぐらい)で,2-3日に1回ごはんを炊く程度です。
いわゆる電気の炊飯器を持っていないので,その分の資金をホットクックに充てています。
毎日ホットクックは使いますから,高い買い物にはならないのです。
レビューなど気にせず,その方のライフスタイルで判断すれば価格の意味も随分違ってくると思います。
古いホットクックをどうするか問題
まだ肉じゃが,シチュー,煮物程度しか使っていませんが,快適この上ないです。
ホットクックが2台あれば,たとえば麺茹でとミートソースを同時につくることもできます。
ただ新しいホットクックが快適なので,古いホットクックを使うモチベーションが出てきません。
ローストビーフのように3時間以上かかる調理をしているときにもう一台あると便利ではあるのですが,
洗うことまで考えると,ガスで調理すればいいやと思ってしまうからです。
あと1週間,使っていみて,2台を稼働させなければ,旧式は手放す予定です。
使い勝手とスペース以上に重要な手入れのしやすさ
家電は使い勝手以上に,手入れと掃除のしやすさが重要です。
今回の新型ホットクックの購入のそもそものきっかけは,内窯がテフロン加工になっていなかったからです。
内窯の重さをはかってみたら,99A旧型は714グラム,新型の黒が571グラム。
洗うときの手作業では,143グラムの差は大きいです。
機能はもちろん重要ですが,迷ったら手入れしやすいかどうかを考えるといいかもしれません。
片づけの仕事にまいりますと,一度もフィルターを掃除していない掃除機・に遭遇することもあります。
吸わない掃除機でいくら掃除してもきれいになりません。
洗濯機など大型のものは,使い勝手や手入れの方法まで検討してから買わないと,なかなか買い替えも難しいので注意が必要です。
新製品の家電の購入で機能の違いに迷ったら,大きさはもちろんですが,掃除や片づけ,パーツの管理,手入れのしやすさで選ぶと,失敗が減ります。
もちろん,色も重要です。
99Aを購入した当時は赤しかなかったと思うのですが,黒という色も,コンパクトな感じがして気に入っています。
色や形も大事なので,総合的に判断したいところです。
ご実家でも,キッチンスペース問題,家電の買い替え問題が生じたら,ぜひ話題にしてみてください。
片づきますように(渡部亜矢)
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