不用品の処分②一般ごみとして捨てるVS. 業者に頼む【片づけ365日】vol.2

不用品の処分②一般ごみとして捨てるVS .業者に頼む

一般ごみとして出すのは、分別が面倒で日にちが決まっていて面倒。まとめて出したいけどお金がかかるし、どこが安全な業者さんかわからない。そんな相談をよく受けます。

不用品は、粗大ごみや日々のごみとして出していくのが一番安全です。
家庭内から出たごみは、自治体の決められた日に決められた方法で出すのが原則です。

業者さんに任せるのは、細かい分別をしなくていいので、時間がないときにはとても便利ですが、人件費や運搬費などのコストが上乗せされるので、それなりの費用がかかります。

ところがそのコストをかけたくないために、安い業者に出すと、不法投棄されてしまうことがあります。
分別さえしっかりしておけば、不法投棄される心配は減りますが、現実には全部をチェックできる時間や人手がないからこそ業者に任せることになります。

細かい分別をする時間がないために、個人情報が書かれたものが流出する可能性は否めません。

また、よく軽トラで、「なんでも引き取ります」と回っている業者さんもいますが、安全とはいえない場合があります。
重たい大きなゴミをお願いしたら、玄関先から軽トラまでの運搬料をとられた高齢者もいらっしゃいました。
悪質な場合は、上記の免許を持っていない事業者さんの可能性がありますので、注意しましょう。

どうしても時間的コストや、子世代が実家と離れていて、まとめて処分したい場合は、各自治体の清掃課(クリーンセンターなど、自治体によって呼び名が違いますので、代表電話やインターネットで確認してください)に、一般廃棄物(ごみ)収集運搬許可業者(家庭系)を教えてもらうといいでしょう。

さらにいうと、業者さんの中には、家電リサイクル対象品の収集運搬ができる業者さんと、できない業者さんがいますので、出すゴミがなんであるかを、よく把握してから自治体に問い合わせたほうが、スムーズになります。

家電リサイクル法対象となっている4製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)の処分は、もとのお店に聞いたり、自治体にきいてみたりするのが基本です。

新しい家電で価値のあるものは、買取をしてくれる場合もありますので、調べてみるといいかもしれません。
おおむね5年以内のものだったら、型番やメーカー、大きさなどをメモをしてから電話してみると、およその金額を教えてくれる業者さんが多いです。

大きな箪笥は、ほぼ買い取ってもらえないケースが多く、業者さんでもコストがかかるので、それなりの料金がかかりますが、たとえば相模原市では粗大ごみとして出したもののうち状態の良いものはリユース家具として扱ってもらえることもあります。
自治体によっては、大きな家具を高齢などで家の外に出せない場合は、福祉ふれあい収集などという名称や、シルバー人材センターなどえ相談に乗ってくれる場合もあります。
あきらめずに、安い方法がないか、問い合わせてみましょう。

モノは買うよりも、処分するほうが手間がかかります。

最後まで丁寧に使う、買うときは、手放すときまでイメージして買うというのが、片づけにともなう、新しいマナーとなっていくことでしょう。

まずは日々の暮らしの中で片づけるコツをつかみ、部屋を安全にしていくことにお金や人手をかけると、将来、まとめてごみ処分にかけるお金を減らすことができます。

節税対策や安モノを買うよりも、うんと低コストで、今の暮らしをよりよく、安心安全にすることができます。

健康に暮らすことが何よりの節約となり、生活の質を上げることができます。

ぜひ、暮らしをよくする片付けを、人生100年時代のライフプランに組み入れてみてくださいね。

片付きますように(渡部亜矢)。

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