昨日は新宿で「人生100年時代の片づけ術」講座を開講させていただきました。
まだ雪は残っていますので、みなさま気を付けてお過ごしください。
さて、講座でも複数の方からご質問をいただいたのは、やはり服の片づけ。
どうしても、服を片付けられないの方が多いようです。
そんなに着ない服だっても、つい、また着るかも!と思って手放せないもののダントツが、女性にとっては服ですね。
そんなときは、「肌感覚」を優先していただきたいと思います。
肌は触覚。
人間の体という内側と外側をつなぐ、大切なエリアです。
まず、肌触り、着心地を優先させるとうまく片づきます。
他人にどう見えるか、というのをすごく気になさる方がいらっしゃいますが、今、自分が自分の着ている服に納得しているかというのが、ファーストステップとなります。
自分に着心地のいい服でないと、周りも落ち着かない状況になるのです。
たとえば、楽しい友人とのお茶の時間であっても、襟を直したり、裾を気にしたりでは、一緒にいる人は、話題が中断されるかもしれないのですから。
自他ともに幸せでないと、本当の幸せでないというキャッチフレーズで、実家片づけ整理協会では片づけ方のロジックをお伝えしているのは、そんな些細なことも含んでいます。
冬のこの時期は、乾燥肌に悩む人、ふだんからアレルギーのある方など多くいらっしゃることでしょう。
若い時は、しっかりしたウール素材や革のコートをおしゃれに着こなしていたけれど、今は、軽いコートのほうが、体力的に楽な場合が多いですね。
最近は、低価格で暖かい新素材のものがたくさん開発されています。
買い物に出掛ければ、いい服がたくさん売っています。
着心地とお財布の懐具合のパイが広がり、選択肢が多すぎて、結果、クローゼットにいっぱい服が詰まっているといったのが、現状でしょう。
おしゃれかどうかというのをジャッジする世間の目が気になる方が多いようですが、おしゃれの基準は人によって違います。
他人100%にしようとしても、他人の基準は自分ではわかりませんから、常に服選びの基準がずれてしまうことになります。
そして、たくさんの服を持ってしまうことになるのです。
くりかえしになりますが、「自他ともに幸せ」という片づけの公式(実家片づけ整理協会の理念のひとつです)、まずは自分の心地よさがあり、それが他人にも不愉快な気分にさせないレベルであれば、かなりの部分はクリアします。
まずは、健康に過ごすという大前提を中心に考えていくのが、人生100年時代の片づけ方です。
服を選べないと思ったら、試してみてください。
本当に着心地のいい服は、着ていることすら忘れてしまいます。
空気みたいな存在になります。
そして、やりたいことに集中できるようになるのです。
片づけは目的でも目標でもありません。やりたいことに集中するためにやることでもあります。
ぜひ、一緒に、見直してみませんか。
余談ですが・・・。
今年の私の目標のひとつに、アウトプットを一般の人にもわかりやすくしていきたい、というのがあります。
このブログも、どうもしっかり読んでいいただいているのは、片づけのできる人だったり、プロだったりする方が多いようなので、そこをもっと広げていきたいと試行錯誤中です。
よろしくお願いします。
明日からは、実家片づけ整理協会でお伝えしている、「自他ともに幸せ」という片づけの公式について書いていこうと思います。
片付きますように(渡部亜矢)。
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