意外な現実!物は、しまわなければうまくいく

片づけの基本は「伝える」「聞いておく」

片づけや整理・収納に関する情報がいっぱいありますね。

実家片づけアドバイザーの片づけ方と、ほかの片づけ方の違いはいくつかあるのですが、大切な基本のひとつに、

「伝える」「聞いておく」

ということがあります。

自分の大事なものを、大事に使う、大事に保管する、大事に使い切る、という流れの最後に、「収納」「しまう」があるのです。

片づけが苦手な方は、その途中経過をすっとばして、目先の「収納だけ」を考えるので、使いにくく、しまいにくい収納になってしまうのです。

そうです、人は、物をしまおうとして、片付けに失敗するのです。
とくに高齢者は、「物はしまうためにある」という価値観がある方も多いのです。
その高齢者に育てられた私たちも然りです。

別に高齢者が悪いといっているわけではないのです。物がなかったたいへんな時代を生きてこられたのですから、それが当時としては、最善の生き延びる知恵だったのです。

わたしたち実家片づけアドバイザーは、厳しい時代を生きてこられた高齢者に敬意を払い、現代という豊かな時代に、人生100年時代をまっとうしていただくために、今という時代に適応して、元気に健康で生きてほしいのです。

そのお手伝いをしたいのです。

自分の家だけ片づいても、両隣がゴミ屋敷だったり、大切な家族や知り合いが、物があふれていて困って居たら、私たちは幸せだとは感じないのです。

大事なものは大事に使う
周りの人にも、これが大事だと伝える
親の大事な物も聞いておく

ということがポイントになります。
そうすれば、優先順位もつきやすくなり、今の生活の質は、よりよくなり、毎日が快適に変化していきます。

親だけでなく、自分に、「もしも」のことがあったとしても、周りの人はあわてなくてすみます。
入院、病気、けが・・。親の認知症、がん、・・。
人の不安ははかりしれないのですが、そんな不安は、お金だけでは、物を買うだけでは、解決できません。
親から大事な物を聴いておくだけで、相続は有能な税理士さんを大枚はたいて雇うよりも、劇的にスムーズになるでしょう。
私たちは、生活の質をよくすることで不安は減っていきます。

・・・こんなふうに、実家片づけアドバイザーは、自他ともに幸せをめざしています。

物は、しまわなければ、うまくいくのです。
案外、これが、親子や家族だとコミュニケーションがとれず、難しいのです。
問題のない親子はいないといっていいぐらい、多くの方は、何かしら、悩みを抱えています。

そんな中、片づけながら、

「伝える」「聞いておく」

という基本を、見直していけるといいですね。
私たちはそのスキルを提供しています。

世の中に片づけのノウハウがあふれかえっているのに、できない人が減らないどころか増えている現実については、先日のコラムをお読みいいただけるとうれしいです。
https://jikka-katazuke.jp/?p=33913

片付きますように(渡部亜矢)。

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