片づけというと、まだまだ一般的には整理収納や女性の家事といった固定観念が強い分野です。
とくに実家の片づけとなれば、家族が負担が大きいのが事実です。
そうはいっても、少子高齢化社会のなかで、家族の負担がふえ(老々介護の前の老々片づけと私は言っています)、賢く、片づけたあとの青写真まで描かないと、人生をふりまわされてしまいかねないのです。
かしこく動くのがポイントとなるでしょう。
たとえば、いわゆる空き家対策措置法(空家等対策の推進に関する特別措置法(平成26年11月27日法律第127号)などができたのは、周知のとおりです。
各自治体が動き始めています。
なんといっても、空き家は日本の大問題でなのです。
実家片づけアドバイザー1級講座では、実家をめぐる財産管理と法的知識(法定後見、任意後見、家族信託など)、実家の片づけプランニング(高齢になっても困らない片づけの手法など)の基本を学び、イメージングしやすくしています。
最近、注目されているのが「家族信託」です。
信託というと信託銀行を思い浮かべるかもしれないのですが、まったく違うものです。
信託銀行は銀行ですから、当然お金を預かるところ。
親の持ち家を処分して生活費(介護費用)を出すということはできないのです。
ただこの家族信託も、信頼できる家族がいてこそ成り立つもの。
選択肢の一つとして知っておく必要はありますが、家族のコミュニケーションが成り立っていることが前提です。
なにはもともあれコミュニケーションなんですね。
いきなり家族信託してよなんて、親子の会話がないご家庭では無理でしょう。
まずは片づけながら、コミュニケーションをとり、親御さんの御意向をうかがうことから始めるのも、一つの手です。
年末も活動してまいります。
片付きますように(渡部亜矢)。
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実家片づけアドバイザーは、生活の質と幸福度を上げる「暮らしの専門家」。
自分も周りも楽になり、社会的に多くの方が安心安全に暮らしていけるよう、工夫を重ねています。
センスよりも習慣を大事にした片付けをしています。