このところ、終活や空き家、エンディングにかかわる講演の依頼が増えてきました。
気にされる方は50代、60代から。先日の市民講座では、90代というケースもあり、正直、びっくりいたしました。
実は自分の終活をしようとしても、すでに実家が空き家になっている、90代の親の介護をしているというダブル片付け状態の方が多いです。
漠然と講座に参加して、そういえば自分は3軒も片づけなくちゃいけないと気が付いた方も、いらっしゃいます。
当協会ではまずは物の片づけをすることからおすすめしています。
「終活といえばエンディングノートを書くことでしょ」という思いこみのある方がおおいのですが、人生の終わりを思い浮かべるということもあって、まだまだハードルが高いようです。
自分で書くのならいいのですが、親の側に、強制的に書いてというわけにもいきません。
いろいろなお悩みをおっしゃいますが、リフォームしたいとか、売りたいとか、長男に住んでもらいたいとか、なかなか本音で言いづらいことも、片づけながら本音が垣間見えることがあるからです。
親の家を片付けるには、まずは自分自身の棚卸が必要です。
迷ったら、まずは身の回りの片づけから始めてはいかがでしょうか。
片づけながら、自分にとって大事なことや物がなんなのか、考えることをから始めるのが、第一段階です。
何が大事かよくわからないのに、エンディングノートの枠内を埋めようとしても、なかなかうまくいきません。
全部埋められることはまれです。
人それぞれ家族構成も持ち物も財産もずいぶん違うからです。
欄が足りない場合もあるでしょう。
エンディングノートは、物の片づけがひととおおり落ち着いてきたら、書きやすいところを埋めるとか、項目を参考に普通のノートか、あるいは白い紙に書きだしていくのもおすすめです。
だんだんと家の中が片づくと、大事なことや物がみえてくるからです。
リフォーム、家の売買、空き家問題、終活、介護・・いずれも、片づいていないことには、大事な物やことがクリアにならないことには、始まらないのです。
自分の棚卸、実家の片づけと棚卸。やるべきことは結構、たくさんあります。
先送りするよりも、気が付いた今、やっておくことで、将来、うんと楽になります。
人生の棚卸のきっかけをつかみたいという方は、10月29日(日)東京ウィメンズプラザ(港区神宮前)で、無料のワークショップがあります。
お越しいただければ、実家片づけアドバイザーに質問することもできます。
お時間のある方にお会いできればうれしいです。
【東京渋谷・神宮前】平成29年度 東京ウィメンズプラザフォーラム
東京ウィメンズプラザ主催「ワークショップ 実家片づけアドバイザーに学ぶ 人生の棚卸」
日時 10月29日(日曜日) 14:00~16:00 無料 先着30名詳細はこちら
片づけから始めて、ライフスタイルを見直して、実家片づけアドバイザーが将来をよりよくするサポートをいたします。
片付きますように(渡部亜矢)。
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