連日、空き家の問題がニュースでとりあげられています。
あるある!うちの近所にも!と思われた方も多いのではないでしょうか。
朽ちはてた空き家をみても、荒れてご近所に迷惑をかけている庭木を見ても、自分事と感じられない親世代もいらっしゃることでしょう。
悪気はないのですが、自分が住まなくなった時、今の住まいもそうなってしまうはずとはイメージしにくいのでしょう。
自分はまだまだ元気、うちの親はもう少し大丈夫。そう思いたいのは正常性バイアスといって、ごく一般的なことだそうです。
生き延びる知恵なんですね。
それはそれでいいのですが、人生100年時代、そうはいっていられません。
知恵は知恵でも、ほったらかしにしてはいけない、これは正常性バイアスだと思い、対策をとっていくのが、これからの本物の知恵ではないでしょうか。
解体すればいいじゃないといいますが、いくらかかって、だれが負担するのか?
来年の夏は誰が草むしりをするのか?
今庭にある物置の中は、なにがはいっているのか、家族は知っているのか?
5年後誰が住むのか。自分が片付けられないとしたら、誰に頼むのか?
空き家のニュースをみて、たんに迷惑、汚いと思うのではなく、20年前に普通の人が暮らしていたかもしれないと思いを巡らし、会話をしていくだけでも随分違います。
日本中が空き家だらけになってしまう。
尊敬していたはずの、一所懸命生きてこられた祖父母の思い出が、大量の物のおかげで、減点されてマイナスイメージしか残らないとしたら、本当に悲しいです。
そうならないために、今、何をしたらいいのかが、重要です。
未来を考えるライフプランを立てることにつながります。
親戚が集まりやすい年末に何を話すといいのか。どうやって切り出したらいいのか。一緒に考えていきましょう。
片付きますように(渡部亜矢)。
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