かるた取りより難しい…タッパーの片付けビフォーアフタ-

こんにちは。実家片づけアドバイザー 橘 いろはです。
京都で実家の片づけはじめました。

お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
京都のお盆はお迎えしたご精霊さまを、五山の送り火でお送りします。

五山の送り火と言うと、大文字が有名ですが、
私の家からは船形がよく見えて、

「父もあのお船に乗ってるのかな」

と、しみじみ思う、そんなお盆でした。

さて、今回は、短時間でも、とにかく、片づけようと、母の家の台所で、タッパーに目をつけました。
色んなカタチに、色んなサイズ。
本体と蓋を合わせるのは、カルタ取りより難しいですね。

私の家と、母の家でおかずを入れて往き来するタッパーは、この何年ものあいだ重要なアイテムでした。

でも、蓋が合わないと、これほど厄介なモノはありません。

タッパーどころか、私や兄が幼稚園時代のお弁当まで出現しました。
さすがに絵柄もレトロ感があります。

このお弁当箱にどんな母の思い出が詰まっているのでしょうか

当時の母の子育て、現在の私の子育て。
色んな事が頭をよぎります。

とにかく、蓋を合わせて行きます。

まだまだあります。
高齢者にこれほど難しい仕事はありません。
タッパーに苦しめられる生活です。

一緒に私もヘトヘトに。
数が減れば扱いも簡単になるでしょうし
カタチが揃えば、さらに労力も減るでしょう。

今、使う数個を残して後は全て処分する。
これが、片づけの極意かも知れません。

ただ、母にとっては、40年、あるいは50年も大切にしてきた思い出のお弁当箱も、タッパーも、
突然、バサバサと捨ててしまうのは
母の過去から今までの時間の全てを
葬り去られる気になるようです。

実家の片づけは、自分の家の片づけとは違います。

モノを減らしてスッキリさせれば、ハイ終わり。では、ありません。

母の気持ちに寄り添いながら私の気持ちも整理する。
残す、残さないは母が決める事。
忍耐も必要です。

一方的に何でも処分を迫れば
母娘の間にもギクシャクが生まれ、
若い時より長引きます。

母の話を聞いて、思い出話を共感して心が落ち着けば、
自然と手放す気持ちも生まれます。

「長い間、ご苦労様」

母はお気に入りをいくつかを手元に置いて手放す決心をつけました。

物を選別して処分する仕事は、年老いた心身を消耗させます。

少しでも元気なうちに。
実家の片づけ、待った無しです。

京都の実家片づけアドバイザー 橘 いろは

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