片付けの現場にまいりますと、まず玄関にはいってびっくりするのは、傘の数です。
1人ぐらしなのに、玄関にビニール傘が3-4本、下駄箱や部屋の中から合計10本以上折り畳み傘が出てくることがあります。
3人家族で100本ぐらいあった例もあります。
使うとか、仕事の関係でおしゃれで服とあわせるという愛用の方もいらっしゃいました。
趣味やお仕事の範疇ですので、他人が何も申し上げることはないのですが、それでもいざ雨が降ると手にとるのも、本数が一番多いのも、ビニール傘というのが、正直な感想です。
電車の中に忘れたとしても、もったいなくないというのが理由のようです。
外の景色が見えない地下鉄移動や室内の仕事だったりしますと、天気にうとくなってしまいます。
うっかり高層マンションやビルの下まで行って傘をとりにもどり、またエレベータで上がるとなれば、軽く5分ぐらいロスしてしまいます。
コンビニエンスストアが乱立する街ですと、すぐに傘が買えますから、まあいいや,、雨が降ってきたら買えばいいやとなり、そのまま出かけてしまうこともあります。
使い捨て時代とはいえ、どこかに忘れてしまうことはあっても、いったん家の中に入り込むと、なかなか壊れなくてたまりがちなビニール傘。時代を象徴する物のひとつです。
玄関にはいったときの傘が多い人は、たいていほかのアイテムも、それぞれたくさん数を持っていらっしゃいます。
個人的には、頂き物のブランド系の傘など持っていた時もありますが、基本的にいまは、折り畳み1本です。
たたむときに手が冷たくなるのがたまにきずですが、かばんにしまえるので、どこかに忘れることはなくなりました。
大雨でしたら、外に出ないよう、可能な人はデスクワークに切り替えるのも手です。
ご高齢の方なら、外出を取りやめる、買い物はせず、冷蔵庫にあるものだけで料理してみるなど、天気を楽しむ余裕があるといいです。
そんな話をしながら片づけて、手放す決心をしていただいたこともありました。
とくに実家の片付けの場合は、天候は体調と密接にリンクします。
この傘使ってる?雨続きだよね?などど、様子をきくきっかけにして、物の持ち方、冷蔵庫の食品の保管状況を見直すのもいいですね。
防災の日も近いですから、メンタル的にも片づけやすい時期です。
写真のような玄関でしたら、物の数とあわせて、ぜひ、床置きをなくす整理や収納の工夫をしてください。
方法につきましては、HPなど御覧ください。
いっしょに片付けにとりかかりましょう。
片付きますように(渡部亜矢)。
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