掃除機よりラク?箒が便利で、防災対策になる3つの理由

実家の片付け現場でよく見かけるのは、高級な外国製の掃除機です。
実は重たかったり、機能を使いこなせないまま、なんとなく廊下などに立て掛けてあることもよくあります。
結構高かったので、たとえ買ったのは数年前でも、なかなか捨てるところまではいきません。

置きっぱなしの掃除機は、ほかの捨てやすいものから捨てることにし、とりあえず一時保管にすることもあります。
倒れてたら廊下をふさぐので、一緒にしまう場所を考えます。

ある女性は、コードレスの小型の充電式掃除機を使っていましたが、細かいところを掃除するときに、ノズルをすき間掃除用のものにいちいち交換するのが、すごくおっくうでした。
かといっては細かいところが掃除しないのもストレスでした。
ごみのフィルターパックのストック場所も必要でした。

私は箒をよく使っているという話をしたところ、取り入れてくださいました。
掃いたときの音が、モータ音とはちがって、さ、さ、というので、涼しいとのこと。
柄が130センチほどもありますので、結構重たかったようですが、すっかり慣れたそうです。

・・・ということで、箒が便利な理由を3つあげてみます。

1 ノズルとフィルターの交換が不要

掃除をしていて、家具のすき間や下などに、ノズルの交換なしで使えます。手間が少ないのです。
途中でノズルを変えるのは面倒がなくなり、掃除時間も若干短縮できます。

以前は、巾木は掃除機とは別に時々ハンディワイパーをかけていましたが、箒でさっと払っておけば、時々の拭き掃除で間に合います。
巾木だけていねいに刷毛を使う方もいらっしゃいますが、お気に入りの綺麗な箒で代用できるお部屋は多いと思います。

ちりとりは500円ぐらいのアルミ製がコスパもよく便利です。
よくあるプラスティック製だったのですが、ゴミが静電気でひっついてしまうことがあります。

さらにゴミのフィルターパックのストック管理や、掃除機の中の掃除がいりません。

2 充電の必要がない

充電切れやバッテリー交換などがなくなります。手動で、力はいりますが・・。

3 防災対策になる

実は、箒と塵取りは、防災には必須のアイテムです。
地震がきて、たとえば食器棚が倒れたとイメージしましょう。
飛び散ったお皿を掃除したくても、掃除機では大きなかけらをすいとることもできません。
もちろん、電気もとまるかもしれません。
せっかく命が助かっても、備蓄食品を用意していても、割れたガラスや食器だらけでは、歩くこともできないかもしれません。
いくら家の中を防災対策をしていても、ゴミは必ずでるので、そんなとき箒と塵取りは便利です。
最近は、フローリングが増えたせいか、掃除機しかないお宅が増えているように感じています。
あまり使わない人でも、家に1組は持っておいてほしい物です。

もちろん、掃除ロボットも、うまく併用して、使っていくと日ごろのストレスも減りますので、工夫していけるといいですね。
(掃除ロボット系は、片づいて、床に物が少ないことが条件ですが)

防災の日が近づいてきました。
新製品の防災グッズなど気になるかもしれませんが、普段使いの道具から見直すのも、身近な防災対策となりますね。

掃除機のほうがもちろん便利な場合もあります。力もいらない場合もあります。お部屋によって併用するなど、工夫が必要ですね。
掃除機と箒のメリットデメリットを比べて、賢く使って、ストレスをためないようにし、防災対策まで考えて買うようにしていくといいでしょう。

片付きますように(渡部亜矢)。

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