おかげさまで、読売新聞オンライン に記事が公開されました。
Yahoo!ニュースにも掲載されたことで、予想以上の反響をいただきました。お読みいただきました皆様、ありがとうございます。
今日は記事の反響を受けて、散らかりの受け止め方を考えてみました。
たとえばこの写真をみてどう思うでしょうか。
同じ写真をみても、大きくざっくりとですが、次の2つのタイプに分かれます。
1 胸をなでおろしたタイプ 楽観派
いいんじゃない、このぐらい。床が見えているし、散らかっているとはいわない。本人がいいのなら。
うちの実家も散らかっているけど、これほどじゃないからほっとした。
まだ大丈夫かな。ここまでいってないし。
片づけたほうがいいのはわかっているけど、面倒だし、まだいいか。
2 うちと一緒! 実家の片づけをしようと思うタイプ 悲観派
実家も、こんな感じに散らかっている。どうにかしなくっちゃ。実家だけでなく、自宅も散らかってるし、どうしよう。
でも仕事も忙しいし、親は頑固にモノは捨てない。介護や老後が不安。
親がいつまで元気かわからないので焦るけど、すぐにはできないな。
どちらも、先延ばしにしてしまう「言い訳」が用意されているところが悩ましいですね。
住む家も、家族形態も、健康状態も違いますから、安全に暮らせるという基準はあっても、細かいことは主観に頼らざるを得ないので、片づけは難しいところです。どこまで散らかりがセーフか?という基準がつくりにくいのです。
客観的にみて、周りに迷惑をかけない、自分の健康を守れるということははっきりしたものがあります。
これからは人生が長くなるので、そういったスタンダードづくりが必要になってきていることは確かです。
片づけの現場に私たちが入っていくことで、そういった他人の目という基準を入れることで、前進し、片づけが進むのはそういった理由があるのです。
一生、片づけはしていく必要はあるということだけは、はっきりしていて、全員に共通しています。
片づけは、やらないよりはやったほうがよっぽどいいのです。
あとになると、子世代も年をとり、どんどん億劫になります。
業者に頼むにしても、どんどんモノがふえれば金額もかさみ、大事な物が紛れているかもと思うと、丸投げというわけにもいかなくなります。
なにもしないとどんどん散らかっていきます。
そして、忙しかったりして、先延ばしになってしまう方が多いのです。
とりあえず、思い入れの少ない物を捨てる、捨てられなくても使わない物を分けておくなど、ハートから遠いところから着手してほしいと思います。
実家に限らず、ご自分のお部屋や自宅も同じですね。
少子高齢化社会、空き家問題にさいなまれるはじめての体験です。
ぜひ先延ばしにしないではやめに一緒にとりかかれるといいですね。
片付きますように(渡部亜矢)。
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