先日もそうだったのですが、片づいていない人に共通の口ぐせというのがあります。
○○させられた、散らかされた、○○(家族や職場の人の名前)が片付けでくれない
といったフレーズです。
受身形で話す人が非常に多いのです。
本当に片づけたいという方には、私は、受身形で話すのをやめて、“脱「くれない族」になろう”とお伝えします。
「くれない族」とは、1984年(ちょっと古いですね)のテレビドラマの番組名が由来だそうです。流行語大賞で銀賞となったとか。
私はリアルタイムでテレビドラマはみてないのですが、ずいぶんはやったのをおぼえています。
片づけは、自分でとっておくものを決めて、自分でしなければいけないので、○○してくれないと、人のせいばかりにしていたら、永遠に文句ばかりの人生となってしまうのです。
そして、文句を言う人は、頑張っている人、前向きにな人をみても、あらさがしばかりしようとしてしまいます。
負のスパイラルに陥り、どうせ私は片づけられないもん!と開き直ってしまうこともあるのです。
ぜひ、その負のスパイラルから抜け出してほしいと思います。
あらさがしをする心境になると、必ず、片づけなくてもいい、捨てなくてもいい理由さがしばかりをする、さらに強化させてしまうことになり、とても危険です。
自分で作り出したスパイラルのストレスから、たいしておいしく感じないコンビニスイーツを食べて体重を増やしてしまったという方の話も、実はよく聞く事例です。
脱却するためには、机の上のいらないペンを捨ててみる、ノートをそろえてみる、そんなこと1つでもいいので、小さなことでもいいので、自分で選んで行動してほしいと思います。
もちろん、介護や子育て、働く環境など、外側の要因もあるのですが、それは外側の要因としてきっちり切り分けて、できることを一緒にしていきましょう。
そして、実家の片づけも、簡単なことでいいので、着手してください。
私たちの時間は貴重な財産なので、教えてくれない、言ってくれない、大事にしてくれない、といった、外側に要因ばかりぶつぶついっていても、ことは片付かないのです。
それには、片付けが得意な人、片づけに興味がある人のそばにいって、片づけ方をみるのが、一番近道です。
人生長いですが、有効に使える時間は限られています。
大事な時間は、大事につかっていきましょう。
片づけに限ったことではありませんが、仕事に前向きな人、健康や食事に気を使っている人のそばにいるだけでも、ずいぶん違います。
前向きに生きている人は、他人のせいにはしないで、主語を自分にして行動しているからです。
そばにいて、前向きのエネルギーを得たほうがいいですね。
片づけがうまくなりたければ、ぜひ主語を自分にしている人のそばにいくのをおすすめします。
この話をある30代の方に申し上げたら、本当にその通りだったと喜んでいただけました。
たった2週間で世の中を見る目も変わったのだそうです。
買い物に行っても余計な物を買わなくなったといううれしい報告を受けました。
このブログ記事でも繰り返し書いているように、片づけは習慣、行動です。
ぜひ、同じような習慣を身につけやすい環境に身を置きましょう。
片づけに興味がある人は、片づけの講座にいらしてくださるのも、手っ取り早い一つの方法です。
前向きになると、お部屋だけでなく、人間関係もかわってくること間違いなしです。
片付きますように(渡部亜矢)。
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