子どもは親に対して、「いつまでも元気」「昔と変わらない」「ウチの親だけは特別元気」という思い込みを知らず知らずのうちに抱いています。
特に、たまにしかあわない息子さんがそういうイメージを抱くことが多い傾向があります。女同士の娘には体の不調を訴えても、たまに帰省する息子には、元気な姿を見せるため、体力が落ちたことに気が付かないことがあります。
ぜひ今年のお盆に帰省するときは注意しましょう。
高齢になって身体能力が衰え、健康と病気の中間の状態を、「フレイル」といいます。もともとは虚弱を意味する英語 fraility に、日本老年医学会がつけた名称です。
実家の片づけは、フレイルにいる親にとって、効果的です。
元気なうちに、食事と運動がしやすくなるよう、家の中が安全で動きやすくなることがポイントです。
家事をしやすくし、使い勝手のよいキッチンで食事をつくるなど、生活の質をあげることになります。
運動というと特別なことをしなければいけないような気がしますが、まずは家のなかで健康でいることが、節約にもつながり、気持ちも前向きになります。
元気でいることで、孫や子世代とコミュニケーションもふえ、将来の空き家化、ゴミ屋敷化を減らすことになります。
あなた自身の不安も減ります。
親と仲良くしようというよりも、安全な部屋はどういう状態なのか、イメージしてもらう話をしていけるといいですね。
片づきますように。(渡部亜矢)
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