【Q36】
実家に帰省したら、すべての部屋が散らかっていて、ケンカになりました。
キッチンは賞味期限ぎれのオンパレードです。
レジ袋は散乱し、買い物袋にはいったままの物がたくさんあります。
母に片付けてと言っても、ちょっと置いてあるだけ、そんなにひどくないとばかり言います。父は他人事のようで、片付けようともしないし、何も言いません。
先日、だまって食料品を捨てたら、火が出るほど母は怒りました。
私は、いずれこの家に住みたいと思っています。なんとかする方法はありませんか。
3つの「親の壁」をちょっとずつ崩していく
こんにちは。将来、同居したいというのは、事情も許さなければできないことですし、なかなかできることではないですよね。ぜひ、実現したいものです。親御さんにとってもいいこととして受け取ってもらえるといいですね。
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見た限り、突破できそうな「親の壁」は3つです。
① 安全の壁
~玄関周り、廊下、階段、庭など、親の気持ちから遠くて捨てやすく、防犯・防災上、ご近所などの目につきやすいところから片づける~
物が通路にあるとつまずいて危険だと話してみてはどうでしょう。
地震や火事になったときに逃げられなくて大変という話もいいでしょう。
地震や火事に対して他人ごとなのかもしれませんので、ニュースで取り上げられたときなどに、こまめに話題にだして、危険であるということを伝えましょう。
②健康の壁
~賞味期限切れは夏を越すと体に悪いと言って、処分してもらう~
実際、字が小さくて見えていない可能性があります。
ここは、かわりにみてあげようか?
などといって処分するのもいいでしょう。
買いすぎないように話をしていくこともポイントです。
③消費の壁
~買い物後そのままになっている床置きされたレジ袋や紙袋にはいったものは、安全な場所に「移動」させましょう~
買い物袋やレジ袋にはいったままのものは、買って満足しただけの、実はいらない物です。
床置きされたものでしたら、そのまま中身をあけずに、納戸などに移動させましょう。
ここで中身をみると、全部いるとなって、ひとつずつ眺めるはめとなり、時間がかかってしまいます。
いずれも、「捨てる」というと、怒りますから、「移動しよう」と話して、使っていないお部屋に、一時保管として移動させて、床が見える状態を目指します。
「移動」というのは、捨てるわけではないので、安心して同意してくれる確率は高くなります。
少し床がきれいになってくると、捨ててもいいやという気持ちになることがありますので、少しずつでも分けていってください。
そもそも買いすぎであるということをよく話し、今後は足りなければ持ってきてあげるという話をして、安心しもらえるように少しずつ話をしていくといいでしょう。
昭和のお父さんにも、少しずつ話しをしていきましょう。
いずれ相談者様の部屋となる場所から片付けながら、壁を崩していくのが無難かと思います
いかがでしょうか。だいたいは3つの壁を乗り越えることで、片付けが進んでいきます。
ほかにもたくさんコツがあるので、一緒に学び合いましょう。
片付きますように(渡部亜矢)。
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