片づけが苦手な片づけの、片付けない言い訳ベスト3といえば、
「いつか使うかも」
「まだ使える」
「高かったから」
ではないでしょうか。
とくに親の家はそんなものであふれています。
箱入りの食器、趣味の茶道具、タグが付いたままの服、もらいもののタオル・・・。
捨てるのが苦手なもったいない世代は「誰かがもらってくれる」「寄付」「中古で買ってくれる」というと、物を手放すきっかけになるので、片づける時にうまく利用するとよいでしょう。
解決策ベスト3をお伝えします。
捨てることができない不用品 解決策ベスト3
ベスト1 もらってくれる人を探す。
今はモノが余っている時代で、買うよりも処分するのに手間やお金がかかる時代です。
もらってくれる人がいるだけでありがたいのです。
友人、同じ趣味の人、寄付できる先をまめに探しましょう。
ここでサクッと手放すことができれば、だんだんと片付いてきます。
ただし、いらないといっている人に押し付けることのないようにしましょう。
片付けが苦手な人は、ノーサンキューを言うのが、とても苦手な方が多いのです。
お相手に負担がかからないように注意してさしあげてください。
とくに「姑」のように強い立場の方は、「お嫁さん」のような弱い立場の方に押し付けないようにしてください。
実はお嫁さんの立場の方からの悩みがわたしのところにはよく寄せられます。
(ご参考 Q&A 義理母がいらない物を大量にくれます。断わるいい方法はありますか?)
もうひとつ、注意点があります。
たまにですが、買ったときに高かった物などに執着して、タダで人にあげるのはモッタイナイと思い、差し上げるのに躊躇なさる方がいらっしゃいます。
そういう方は、リサイクルショップに行っても、売った以上の物を「安かったから」といって買って帰り、かえって物を増やしてしまうドツボにはまるタイプです。どうか気を付けてください。
ここであまり欲をかかないことが片付くポイントです。
ベスト2 きれいな状態で情報をつけてリサイクルショップに持ち込む
中古品を売る時は、鑑定書や取扱い説明書など、できるだけ情報をつけることです。
さらに、物のよさだけでなく、傷や汚れ、購入場所などをネットに書き込んだり、お店の人に説明すると、買う側に安心感がでるので売りやすくなります。
ベスト3 手放す時は子世代が手伝う
いまは粗大ごみを申し込むのも、持ち込むのも、かなり面倒な時代になってきています。
分別の仕方など、地域によってさまざまで、日付の管理や申込などが面倒で、家に放置しているケースが多くなっています。
売ったほうが早いと思っても、リサイクルショップへの持ち込み、ネットオークションなどのネット手続きは、親にとってはかなり面倒です。
いずれも手間がかかることは、ぜひ、子世代が手伝ってください。
ここで、注意しなければいけない最大のポイントがあります。
若い方も含めて、
「売れるかも」
という理由をつけて、そのまま使わない物をため込む方が増えてきています。くれぐれも注意してください。
「売れるかもしれない」というのを片付けない理由にはぜったいにしないようにしましょう。
かえって物がたまります。
あなたの不用品は、世の中の価値観にあっていない物がだからこそ不用品である可能性が高いのです。
手放す決心がついたら、受け取ってくれる方にすぐに宅急便で送ったり、リサイクルショップに持ち込んだりして、家から外に出すように工夫しましょう。
そもそも不用品を売るなどというまめなことができるのであれば、そんなに散らかってこないタイプの方です。
売るというのは手間暇かかる上級レベルの作業ですから、日ごろ面倒くさがりの方がいきなりやろうとしないことです。
売って得をしたいのであれば、かなり手間がかかるということだけはわかったうえで進めてください。
くりかえしとなりますが、少子高齢化社会では、実家の片づけは誰もが直面する大きな社会問題です。
先延ばししていると、どんなにあなたが片づけが得意な人であっても、人生100年時代に自分が高齢になって、親の住む家と両方片づけるのは無理です。
自分の大事な時間、あなたの人生の一部を削ることになりかねないのです。
親という他人事ではなく、「自分事」として、ぜひ、はやめに取り組んでくださいね。
どうぞ片付きますように(渡部亜矢)。
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