高齢化だけじゃない日本の大問題
~OECD20か国中で日本は社会的孤立が跳びぬけて高い~
友人、同僚、社会団体と、自分以外の人と一緒に時間を過ごすことがほとんどない、または全くないという回答者のOECD 21か国の諸国比率でみますと、ほとんどないという人は、日本は何と驚きの15.3%。
(Society at a Glance OECD SOCIAL INDICATIONS 『図表でみる世界の社会問題~OECD社会政策指標~貧困・不平等・社会的排除の国際比較』p.95 による)。
スポーツクラブ、カルチャークラブなどの交流もない人がカウントされています。
もちろん一人暮らしだと話す人がいないというのがありますが、家族がいても、家族以外の人と交流がない人がたくさんいるという現実が現れています。
オランダ2.0 % 、アメリカ3.1%、韓国7.5%で、日本は韓国の倍以上。
コミュニケーションが取れない環境は、セルフネグレクトや散らかる実家の要因となります。
ゴミ屋敷化をさせないためには、とにかくコミュニケーションが大事ですので、見逃せない指標です。
社会的孤立については、別の統計もありますので、また後日アップします。
ほかにも、日本は、「物をあげたりもらったりする」付き合いの割合が一番高く、
「相談ごとがあった時、相談したり、相談されたりする」というのが、一番低くなっているという統計もあります。
ご参考 統計からみる困った「頂き物」の正体
近所の人たちと高齢者の具体的な付き合い方について、
日本、アメリカ、韓国、ドイツ、スウェーデンと比較した、
内閣府の平成22年度第7回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査というのがあります。
いい悪いは抜きにして、おそらく贈答文化というような、
独特の付き合い方があるということを、読み取ることができます。
5か国の比較ですが、とても参考になると思います。
きちんと知ることは、問題解決への道ですね。
片付きますように。(渡部亜矢)
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