先日、神奈川県内のとあるお宅におじゃまして、
家庭内の書類整理(ホームファイリング)のご相談にのる機会を、いただきました。
「開けてみてからでも遅くない!重要書類の判断法」
を使って片付けることができた成功例を、ご紹介します。
その書類、重要?
「紙モノ」が片付かない、家庭内の書類に手を焼いている…
けれども、実際にその「紙モノ」をよく見てみると、
重要なものは、あまりなかった、ということが、よくあります。
請求書かと思っていたら、宣伝チラシだったり…
期限切れのクーポン券だったり…
通販の古いカタログやフリーペーパーだったり…
終ってしまった参観日の案内だったり…
3か月前の給食メニューだったり…
本当に重要なモノ(通帳や証券など)だけは、
キチンとしまっているの方が、意外と多いです。
先日うかがったあるお宅も、そうでした。
開けるのが面倒くさいと、そのまま何か月も置きっぱなしにしていたけれど、
中身を開けて見たら、ほとんどがダイレクトメールだった、
なんてことも、片付けの現場では、日常茶飯事。
「紙のほとんどは、重要な書類」だと思い込んでいただけ。
片付けるのが億劫になっていただけだったのです。
もう一度、紙モノをよく見て、確認してみるのが、ポイント。
案外、「簡単に処分できるものばかり」かもしれません。
思ったほど重要な書類は多くない?
アメリカの有名な統計ですが、
1年を超えた文章は、100回に1回しか見ない、といわれています
(有名な、「ナレコムの統計」より。)
関連コラム★「捨てられない」を捨てる!ファイリング豆知識
http://mbp-tokyo.com/execollege/column/33440/
1年過ぎた文書なら、100の書類を捨てたとして、
必要なものは、統計上、1つだけ。
…そう思えば、気持ちが軽くなります。
古い書類は、どんどん処分できていくことができますね。
家の中にある紙モノの書類が、たいへんな量に感じて悩んでいた、
あるお宅のケースです。
お部屋のあちこちに散らかっていた紙の書類を、
まずテーブルの上に集めることから始めました。
集めてみると、ほとんどがダイレクトメールだとわかりました。
実際に中身をみてみると、数年前の期限切れのカタログなどもありました。
よく見ないで、「アー書類だ、とっておかなくちゃ」、と、思い込み、
さらに、部屋のあちこちに置きっぱなしにしていただけだったのです。
けれども、たいていのものは、捨てても困らないものだと、
判断していただけたので、どんどん処分することができました。
片付け・ファイリングの成功例です。
郵便物などの古い紙の書類は、湿気やほこりを吸うので、
きちんと管理しないと、家ダニの原因にもなります。
この方に限らず、思ったほど、重要な書類は、少ないのかもしれません。
重要かどうか悩む前に、どんどん中身を確認していきましょう。
重要かどうか判断するのは、「開けてから」「見てから」でも遅くありません。
ぜひ、「開けてみてからでも遅くない!重要書類の判断法」を試してみてください。
処分できるものは処分して、リセットできるといいですね。
多くの方が、ファイリング上手になりますように。