洋服のたたみ方・しまい方には、いろいろあります。
いろいろなお宅にうかがって、
たたみ方やしまい方以上におもしろいなあ、深いなあと思うのは、
その方の性格や生活状況が表れているところです。
事例を紹介させていただきます。
(決して、「いい悪い」とジャッジしているわけでは
ありませんので、どうかご理解くださいね)
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事例1 きれいにたたんでも収納できなかったご家庭
几帳面に、綺麗にたたんでいらっしゃるにもかかわらず、
収納できていなかった例です。
角をきちんとそろえて
アイロンをかけて、
クリーニングからもどったみたいにたたんでありました。
いわゆる「ブティックたたみ」という、
見栄えのよいたたみ方でした。
でもきれいにたたまれたシャツは、
引き出しに入らなくて、床に積んでありました。
とてももったいないですね。
引き出しのサイズに合わせて、小さくたたむことを
ご提案させていただきました。
「シャツは、買ってきたときと同じように、たたまなければいけない」という
思い込みがあったようです。
着ない服も、手放し、お気に入りだけにしました。
もともと器用な方ですので、小さくたたむのはお手のもの。
手持ちの服を収納できたことで、
とてもよろこんでくださいました。
事例2 小さなお子さんがいて、散らかっているご家庭
子どもに「自分で片付ける能力を身につけてほしい」ということで、
あえてママが手を出さず、
多少乱雑な感じの衣装ケースもありました。
そのママさんは、
「長い目でみれば、ほんのひとときの期間なのだから」と、
イライラすることなく過ごされていた様子でした。
多少、今散らかっていたとしても、
その先を見据えた目標があれば、
ゆとりが生まれます。
素晴らしいご家庭ですね。
事例3 機能重視でめんどくさがり屋の家庭
結構おおざっぱ、めんどくさがり屋なので、
なんとかして「たたまないでしまう」方法を
いつも考えている人の事例です。
…実は、ワタシです(笑)。
「ハンガーで吊るす収納」を多く取り入れたり、
靴下などは、引き出しをゆったりめに使って、
組にしたら、「放り込むだけ」の収納にしています。
性格が見え隠れしますね。
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いずれにしても、教科書通りでなく、
収納ケースの大きさ、ライフスタイル、忙しさ、生活に合わせて
たたんだり、しまうことがポイント。
洋服のたたみ方・しまい方は、いろいろあって、
「おもしろ深い」ものの1つです。
ぜひ、愉しみながら、実践していきましょう。
片づきますように。