「目標をたてて、そこに向かって進むことが、まず大事です」
――自己啓発セミナーとか、成功するためのノウハウ本などに、
こんな雰囲気のフレーズがよく出てきます。
言っていることもよくわかるし、正しいのもよくわかる…
でも現実は、目の前の雑用をどうこなしていくかに翻弄されてるだけ…
残業後の夕食のおかずはどうするか、
雨続きで乾かない洗濯物をどうするか、
ダイニングテーブルに散らかった書類をいつ片づけるか、etc…
毎日そんなことばかり。
自分の将来の目標なんて、たてる余裕すらない…
過去のワタシは、理想と現実のギャップに、いつも心が泣いていました。
そうなんです、いつもまわりに振り回されていたように
感じていました。
自分の行先に石ころを置かれているような。
女性の生活って、多かれ少なかれ周りの影響を受けるうのは事実。
子育てが終わったと思えば介護や転勤。
自分の意思とは関係なく大きな渦に巻き込まれていきます。
自分を俯瞰することを覚えたら、少しラクになりました。
現実はちっとも変わっていないのに!
俯瞰っていうのは、
飛行機に乗って地上にいる自分自身を見ているように、自分を見ることです。
行先がわかるので、不安が減ります。
行先というのは、目的地、目標みたいなものでしょう。
周りに振り回されない生き方が、少しずつできるようになれば、
今よりうんとラクになる。
振り回されない生き方って、
全身に力を入れてがんばりますっていうのではなくて、、
ラクに、ありのままで、自然体でいられることかもしれない。
脱力系の筋肉?をつかって動いているイメージ。
できるか、できないかで、「人生の味」がずいぶん変わってくるような。
些細なことでも
日常に追われないで
能動的に動くスキルが身についたように思います。