お片づけは、
必ず「モノを捨てる」ということが
セットになっています。
なんだか、
ものすごくたいへんなことのように
感じられます。
多くの方が、お片づけがおっくうになってしまう理由は、
このあたりにありそうですね。
けれども、コツさえつかめば、ラクに捨てられる道はあります。
お片づけの場面をよく観察すると、
モノは大きく3つに分けられます。
この3つの分類ができるようになっていけば、
捨てることが少しずつラクになってきます。
【お片づけのためのモノの分類】
1 明らかなゴミ
・消費期限・賞味期限が切れた食品・生ごみ
(あるいは期限内でも、食べる予定のないもの)や、
期限切れの書類やデータ
(セールの終わったチラシや期限切れのクーポンなど)
・使ってしまったティッシュ・食べ物の袋・
使用済みの衛生用品など、二度と使えないモノ
・カビが生えたモノ、汚れがひどいモノ・壊れて使えないモノ・
直す予定のない機械類・先がとんがったりしていて危険なモノなど、
明らかに健康を害するおそれのあるモノ
2 「使える」けれど「まったく使っていない」モノ
・サイズの合わない服・はいていない靴・
一度も使ったことがない来客用の布団や食器類・
いただきモノや高級品で、しまいこんであるモノや
出番のまったくないモノ
・観賞用のモノや思い出が詰まっているのモノだが、
押入れなどにしまいこんであるモノ
・使い方のわからない電子機器・使い勝手の悪いキッチン用品・
デザインが気に入らないモノ・ライフスタイルに合わないもの
(運動をしないご家庭にあるランニングマシン、
一度も使ったことがない蕎麦打ちセットなど)
3 使っているモノ・お気に入り
・日常生活品
・ここ1か月以内に着た衣服
・飾ってある装飾品や思い出の品で心が落ち着くモノ
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ご家庭の中にあるモノは、
だいたいこの3つの分類のどれかにあてはまることが
多いのです。
あまりにもざっくりした分類なので、
びっくりなさったのではないでしょうか。
(細かいモノの種類はたくさんありますし、
もちろん例外もあるので、ご了承くださいね。)
このうち、
1 明らかなゴミ
・・・これについては、速攻、捨てましょう。
迷う時間すらもったいないです。
3 使っているモノ・お気に入り
・・・これについては、そのままでOK。
使いやすい場所に配置し直せば、もっとよくなりますね。
・・・つまり、片づけをしていて迷うのは、
2 「使える」けれど「まったく使っていない」モノ
この2番に分類されたモノなのですね。
まさに「悩みの源泉」です。
2番に分類されたモノを、
1 明らかなゴミ として処分するのか、
3 使っているモノに仲間入りさせるのか、
のどちらかに分類し直そうとして、
「二択」のはざまで、私たちはココロが揺れ動くのです。
悩みだしたら、結論はすぐには出てきません。
悩む時間がもったいないので、
「悩み箱」(もちろん、大きなビニール袋などでもOK)に入れて、
しまっておきましょう。
とりあえず、3番のモノだけで生活してみるのが理想です。
(ある意味、3番だけで生活するのが、
シンプルライフとも言えますね^^)
理想なので、あまり無理はなさらず、少しずつ
試してみましょう。
1か月ぐらいたったところで、「悩み箱」を見直せば、
1番に分類できるモノも、出てくることでしょう。
「使える」のと、「使う」は違うということを意識しながら、
生活するのがポイント。
慣れてくると、身の回りにあるモノをこの3つに分ける時間も
どんどんはやくなっていきます。
たくさんの種類のモノがあっても、
分類についてはできるだけシンプルにとらえていくと
ラクに捨てられるようになる近道だと思います。
みなさまが、できるだけラクに、
お片づけのスキルアップができますように。
片づきますように。