とにかく部屋が散らかって困る、服が散らかって困る、書類が・・、本が・・。
・・・というご相談をお受けします。
他人事ではなく、自分事として、まさしく現在進行形の問題として、お話しをうかがうことから始めます(これは実家片づけアドバイザーの心得のひとつです)。
実際に、私たちの世代では、自宅だけでなく実家の片づけ問題を抱えていますから、ほとんどの人は自分事になりますね。
散らかっているお宅というのは、一部分の物だけ散らかっているということはありません。
現場をみてきたことから結論を申し上げれば、○○が散らかっているというように、一部の物だけが散らかっている人というのは、ほとんどいらっしゃらないのです。
部屋が散らかる人は、ほぼ、家の中をまんべんなく散らかしてしまっている人である、というのが、現状です。
誰かが(おそらく私自身も含めて、みなさまが)、持ち込んでいるのですから。
「散らかっている人のお宅は、1つの物だけが散らかった部屋はなく、全体がまんべんなく散らかっている」ということを、まず認識されることからスタートすることをお勧めしています。
1つの物だけ、たとえば本が散らかる、服が散らかるというのではなく、本に興味がある、服に興味があるというように、気持ちがそこへ集中している結果でしかないのです。
人は自分の意識したい物を中心に見る傾向があるからです。
こういった現状から考えますと、
1 物を持ち込まない
2 散らかすのではなく、散らかさないように置く。
という2つの動作をすることです。
2の、「散らかさないように置く」というのは、特に重要です。
「収納する」とは思わないことがコツです。
「収納する」といった瞬間、すごいワザ、美しいテクニックを、素敵な奥様がやらなくちゃいけないというイメージが、知らず知らずのうちに脳裏を駆け巡る方もいらっしゃいます。
ハードルを上げるのは、百害あって一利なしです!
そして、「収納」のハードルがうんと高くなって、「まあいいや」「明日にしよう」という、甘い誘惑に駆られてて、物を放置し、結果、散らかりへとつながるのです。
散らかりはミルフィーユのように地層化し、厚さを増すのです。
例えばですが、下記の服のミルフィーユの写真をご覧ください。
これを整理して片づけるのはプロがいなければ1日以上、軽くかかります。
日ごろから物を置く、しかも置きやすい場所に置くという工夫をしていくことが、片付けが苦手な親子さんにはおすすめなのです。
ひとり2軒3軒片づけるのが当たり前の時代がすぐそこまできています。
これを工夫するのは並大抵のことはではありません。
でも、自分でやならければいけないこともたくさんあるのです。
工夫の仕方については、講座やこのブログでお伝えしてまいります。
片付きますように(渡部亜矢)。
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