「実家の片付け」は知らず知らずにリバウンドを防ぐ「確率論」で

日曜日の朝日新聞の記事は、おかげさまでたくさんの「いいね」をいただきました。ありがとうございます。
かたづけるきっかけ、順番。どれもファーストステップですが、一番エネルギーを使いますので、案外身近な話題から入るのがいいのではないかと思います。
では、片づけるきっかけと順番はわかったということで、物と直面して思うのは、
次にどう片づけようか?
またリバウンドしたらどうしよう?
ということだと思います。
親の家の片付けに限らずが、片づけようと気負いをもって片づけるのは、10回に1回ぐらいにしておかないと、すっきりした状態は続きませんから、対策を考える必要がありますね。

リバウンドを防ぐ確率論的考え方

なんにも気にしなくても片づけている時間が長ければ長いほど、リバウンドもしないし、いざ体力が落ちたり疲れていても、なんとかしのぐことができます。
なんといっても、思い切ってストックを持たなくていいと思うことから始めるのが簡単で、即、効果があります。
いざとなればコンビニに行けばたいていの日用品は買えます。
コンビニがない地域では、ネット通販で宅急便が届く日にち、たとえば3日分というふうに考えてみてはいかがでしょうか。
歯磨き粉がなければ、チューブを切れば中身は1-2回はあるでしょうし、サランラップがなければビニール袋がある。
薬などは多めのほうが安心かもしれませんが、部屋のあちこちにおいてあったら在庫がわかりませんから、ぜひまとめてみてください。
防災食料を買い込む前に、冷蔵庫の中身をよく把握しておくことのほうが、いざというときあわてなくてすむでしょう。
もちろん備蓄はあったにこしたことはありませんが、次の段階です。
いざという時をシミュレーションしてみましょう。
同じだけ備蓄があったとしても、どれだけあるかわからなくて、何を食べればいいんだろう?と、途方にくれるよりも、これだけあるから3日しのげると思ったほうがよほど前向き。
泥棒にあうかもしれないからどこにしまおう?と思っても不安はつきないけれど、きっと、しまい忘れている物、整理されていない物の数のほうが多く、大事にしまいすぎて、姉妹場所を忘れてしまう確率も高いかもしれません。
戸締りをしっかり、家の周りをきれいするほうが防犯対策になって、不安も減ります。
なにはともあれ、探し物にとられる時間をなくすことで、不安は減るでしょうし、おそらくですが、地震や泥棒にあう確率よりも、散らかっている物につまずく確率のほうが高いのです。
片づけなくっちゃと焦るよりも、今、片づきつつあると心の平安を保つほうがベターで安上がりです。
うまく、確率論を取り入れて、前向きになりましょう。
人は社会的なつながりで生きています。
地震が怖いからといって核シェルターのような家に一人で住んでも意味がないのですね。
頑丈な貸金庫に大事な物をすべて入れても、思い出は入らないし、そもそも、貸金庫の鍵の隠し場所が泥棒に見つかるのではと不安で寝られなくなって健康を損ねたら、本末転倒。

1つでも2つでも、物を持ち続ける言い訳を減らし、楽しく片づける仲間を作りたいと思います。
その片づけの仲間で一番いいのが家族なのですが、家族が一緒でなければ実家の片づけはできないということではありません。
この少子高齢化+核家族化が進むいまの時代は、家族が一緒に片づけること自体が難しいのです。
そこはあまり思いつめないのもポイント。
うまくアウトソーシングして、賢く、楽しく片づけていけるといいですね。

片付きますように(渡部亜矢)。

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