なぜ来ない? 「いつか使うかも」の「いつか」

モノを片づけたり、選別に迷うとき,

まずアタマをよぎるのは、

「いつか使うかも…」(だから手放せない)

ということです。

そういう思いと付き合いながら、
お片づけをすすめていくためには、どうすればいいのでしょうか。

迷ったら、
「いつか使うかも」の「いつ」は、「いつ」来るのだろう? と、
自分自身に問いかけてみましょう。

差し迫った問題、または生死にかかわる問題でなければ、
即決できないのは当たり前。

決められないからといって、
ご自分を責める必要はまったくないのです。

即決できないということを逆に言えば、
特に必要なモノではない、ということ。

だから、
たいてい、「いつか」は来ないし、
使わない、使うことはない、ということになりますね。

モノの行先、選別をするとき、
「いつか使うかも」の「いつ」を、具体的にイメージできない場合、
「いつか」は来ないと思ったほうがいいのですね。

それでもわからなければ、「迷いBOX」に入れて保管して、
時々見直せば大丈夫。
見直しをくりかえせばいいだけのことです。

…簡単ですね。もう、悩まなくていいですね。

「誰か使うかもしれない」
の「誰か」も同じ。
「誰か」をイメージできなければ、誰も使わない。

…つまり、ポイントは、実は、片づけの前にあります。

お買いもののときに、
「いつ」「誰が」「どんなふうに」使うか、
イメージしながら買うことなのです。

そう、お片づけは、
お片づけをする前から始まっている

のですね。

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢