実家の片づけは、家族全員でやらなければいけないことと思われています。
でも、違うのです。
家族だけでやならければいけないというのとは、違います。
さらに社会問題ですといっても、やはりどこかで人ごとといった雰囲気があります。
でも、そうはいっていられない現実があります。
最新の全国平均データで、７軒に１軒が空き家というのは有名な話ですね。
これだけでもすごいのですが、2033年．3軒に1軒が空き家になるという予測が、野村総合研究所から出ました。
３軒に１軒ということは、自分の「持ち家」の両隣が空き家になる確率が、ぐんと上がるということです。
あなたが、自分の家の中をきれいにし、庭の手入れをしたとしても、
両隣が草ぼうぼうの空き家だったらどうでしょう？
あなたの家の資産価値が下がることは、間違いないでしょう。
あなた一人の努力ではどうしようもなくなるのです。
実家の片づけは、家族ですべて解決するべきこと、解決できることではないのです。
だからといっても投げ出すことはできません。
実家の片づけも、どこまでも追いかけてくるというのが現実です。
ネガティブにならず、アウトソーシングできることはうまくして、しなければいけないことに能力や手間暇を集中させるスキルが必要になります。
小手先の情報ではうまくいかないぐらい複雑化しています。
介護だって、社会的な制度があっても、家族の役割まですべてなくなるということはありえないでしょう。
時代の流れなのです。
家族がなかよくするというのは、もちろんいいことですが、それだけですべて解決できるということは、ありえないでしょう。
情報の交通整理が必須ですね。
実家の片づけは、「一人だけの問題ではない」という大問題なのです。
片づきますように（渡部亜矢）。
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