実家の片づけシーズン前にやっておくこと
実は、実家の片づけを本気でやろうとしたら、事前に準備したら8割決まるこはたくさんあります。
(詳細は『プロが教える実家の片づけ』などに書いてます)
そのほかに、今だからこそ確認してほしい、とても重要なことがあります。
それは、「クーラーがきちんと動いているか」という確認です。
電話で親御さんに聞いておくだけでも、安心です。
少しでも、調子が悪かったら、迷わず修理の手配をしましょう。
この時期、急に暑くなり、クーラーの修理も非常に混んでいて、待たされることが多いのです。
ましてやお盆休みにかかったら、平気で10日ぐらいクーラーなしで過ごすことになります。
命にかかわりますから、はやめはやめに修理を依頼するにこしたことはありません!
多少、調子が悪くても、面倒だったり、クーラーなんてなくてもいいやと後回しにしているケースが、高齢者の場合多いので、注意してくだださい。
梅雨明けすぐで、まだ体が暑さに追い付いていないのです。
クーラーなしの片づけは、片づけ以前の、命にかかわる大問題なのです。
とにもかくにも、すぐに修理の依頼をしましょう。
クーラーはぜいたく品ではなく、生活必需品
人によっては、年齢とともに暑さを感じにくくなったという方もいらっしゃいますが、ここ何年かで進んだ温暖化の問題も、見逃せません。
うちの実家の母の場合、たしかに実家は海風が通るところにあります。ですので、私が暮らしていたころはクーラーなどほとんどしなくてすんだのです。
ところが、このところの温暖化で、クーラーも必須生活品となりました。
温暖化がすすんでいなかった、何十年も前の、家族が多い時にクーラーを使っていなかったのに、年を取ってのひとりぐらしの今さら、クーラーを使うということが、非常にぜいたくで、モッタイナイと思っているわけです。
必要以上に負い目を感じてしまうというのが、悩みどころです。
ご高齢の方は、電気代倹約という経済的側面は、クーラーはぜいたく品と感じていることに由来しているのです。
クーラーは、温暖化した今は、ぜいたく品でなく生活必需品で、うまく使わないと健康を損ねるということを繰り返し伝えていく必要があります。
クーラーの調子で、そのほかの電気製品や片づけ具合もわかる
そのほか、クーラーが壊れていないかどうかきくことで、部屋の様子がわかるときもあります。
実際に私が夏に行く片づけ現場というのは、ほぼほぼクーラーの調子が悪かったり、動かなかったりということが、非常に多いのです。
もちろん、そういったお宅の場合は、クーラーだけでなく、電球がきれていたり、電子レンジも動いていないとか、いくつも壊れている個所があります。
何かをしようという、生活の力を、失いかけている場合が多いので、注意を払っていきましょう。
季節外れの大物家電の処分も検討
電気製品はおおむね7年ぐらいが寿命とメーカーはいいます。
とくに実家に限りませんが、10年越しの電気製品があるお宅はたくさんあります。
扇風機などの季節の家電だけでなく、使わなかったガスストーブなどの電気製品も、大物ゆえにそのまま放置しているケースがあります。
この際、実家の中で場所だけを占有している、使わない、季節外れの家電のチェックをするのもいいですね。
親御さんと片づけの話しをするきっかけにしましょう。
片づけは、15分ごとに休んでもOK
片づけるときは、もちろん窓をあけての片づけが、空気の入れかえができて好ましいのですが、なにしろ今は暑いです!
クーラーをつけて、なおかつ、15分ぐらい片づけたらよしとするぐらいの気持ちで挑みましょう。
たまに帰ったら全部終わらせたいなどど思わないほうがいいでしょう。水分補給もわすれずに。
健康あってのくらしや片づけなのですから。
どうぞ片付きますように。(渡部亜矢)