親の物に触らずに実家を片づける!3つの秘策

親の物を触ると怒るので、片付けたくても、そのまんまという方も多いですね。

でも、ちょっと待ってください。

 

あなたが小さいころ、ご自分の親に物を勝手に触られて、いやな思いをしたことありませんか。

逆のパターンだってありなんです。

 

でも、親は高齢化するし、物であふれている。

では、どうしたらいいのでしょう?

 

実家を片づけたい、優しいあなたに、3つの秘策をお伝えします。

 

1 「片付けよう」ではなく、「社会情勢」を伝える

 

社会情勢なんていうと、堅苦しく思いますが、ふだんテレビやニュースで流れていることばかりです。

土砂崩れや地震のニュースが続き、心が痛みます。

 

そんなときは、防災リュックを点検する前に片づけようと言ってみたり、

 

「空き家対策特別措置法」
「相続税アップ」

 

などを話題にしたりしてはいかがでしょう。

 

(相続税が、庶民に降りかかってきているという話については、新刊『カツオが磯野家を片づける日~後悔しない「親の家」片づけ入門~』SBクリエイティブ にも書きました。)

 

 

ゴミの日には、「環境問題」はいかがでしょうか。

ゴミの分別がたいへんというだけでも、立派な環境問題トークです。

 

 

以上は、どれも、実家の片づけに直結した、せっぱつまった内容です。

そのほか、終活やエンディングノート、生前整理は、ブームを保っています。

 

 

防災に関するニュースも、3.11以後は、毎月11日には流れますので、地震に対する備えということで、片づけの話をしやすくなりました。

 

つまずいてころんだ人の話などもして、上手に親御さんが片づけモードに入るようにしましょう。

 

 

これらのことは、すべて、片付けをしていないと、対策へとつながらないことなのです。
新聞やテレビで報道されていたら、タイミングよく、片づけの話に持っていけるといいですね。

 

2 実家の子ども部屋を片づける

 

実家で、親が大事にとってあるもので意外なジャンルって、いったいなんでしょうか?
それは、、まぎれもない、あなたの物です。

 

成人になってから実家に持ちこんだ、着ることない服やバッグ、読みかえすことない本など、あなたの昔の子ども部屋に残っていませんか。

 

 

このジャンルは、子世代単独で判断して捨てられるので、片付けはカンタンなのです。

ぜひ、ご自分のお部屋を片付けてみてください。

 

 

片づけているあなたの姿をみて、親御さんも、片付けなくっちゃと思うきっかけになります。
人が楽しそうにしていることは、必ずといっていいほど伝わります。

 

 

(こちらにつきましては、『プロが教える実家の片づけ』ダイヤモンド社 に、詳しく書いています)

 

3 庭や玄関を整える~世間体を気にする世代におすすめ~

 

もし、玄関に続く庭に草がはえていたら、庭師や地域包括センターなどに相談して、草刈りをお願いするのもいいでしょう。

 

 

忙しい子世代ががんばることができればいいのですが、無理はしないことです。

 

 

できることなら、庭にある使わないガーデニング用品などを、処分したり、はじっこに寄せるなど、置き方を整えてみます。

 

触ると捨てられると思う親御さんもいらっしゃいますが、「泥棒にチェックされる」といえばスムーズだったりすることが多いのです。

 

玄関周りを突破口にして、ほかに片付けが及ぶ場合もよくあります。

片づけるのが面倒だったり、重たいものを動かすのが大変だったりするケースもありますので、大きなものがあれば、難で置いてあるのか、きいてみてもいいですね。

 

 

玄関にあるものは、親の私物というよりは、くつべらだったり、スリッパだったりと、親が買ったものでも共有っぽいものが多いのが特徴です。

 

 

捨てる捨てないでケンカに発展することも、移動させるだけなら、あまりありません。

玄関が気持ちよくなれば、片付けのやる気もアップします。

 

物を触らなくても、実家の片づけはできることがある

 

意外と物を触らなくても、片づけはできることはあるのです。

捨てることをいきなり始めると、拒絶される確率が高くなるのです。

 

 

悩んでいる方は、まずは物に触らないで、話すことから試してみてはいかがでしょうか。
素敵な親子の時間になれば、なおうれしいですね。

 

(実家片づけアドバイザー® 渡部亜矢)

 

 

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