否定形から入らない!
つい散らかしていまうという方へ。
散らかさないようにしようと、否定形から入るのではなく、できることからやればいいのです。
冷静に考えてみます。
散らかすのも、くせなんです。
つまり、習慣の一部なんですね。
ですから、つい散らかしてしまうという方でもあっても、とくに、小さなものなら、モチベーション(やる気)さえあれば、変えていけのです。
私の場合、ほんとうに片づけに対して苦手意識のある方に対しては、お部屋の片づけではなく、持ち物から入る方法をおすすめしています。
お部屋ときいただけで、ハードルがうんと上がるからです。
実は、私自身が身に覚えがあるから、なおさらそういう方々に共感していまうのです。
しかも、枠で囲まれた「フレーム」系が、見渡せるので、おすすめです。
すっきりした面の部分が、片づけた場所を見える化していることで、認識しやすいからです。
小さいここから、すっきりを拡張させよう
たとえば、持ち物としては、お財布、手帳の中、化粧ポーチ、バッグの中 などがおすすめです。
苦手意識のある方は、いつも手にするお財布を、片づけのスタートにしてみてはどうでしょう。
期限切れのポイントカードや古いレシートがたまっていませんか。
治療済みの診察券で重たくなっていませんか。
そのうち、余計な物をお財布にいれなくなったり、その場で処分できるようになっていき、
散らかしグセの撃退につながります。
このあたりは、片づけの特別なスキルはいりません。
期限が過ぎているかどうかをチェックして処分するだけですので、ハードルがうんと低いのです。
お財布が終わったら、バッグの中身など見直してみてください。
この小さな空間で成功体験をつんだところで、下駄箱、冷蔵庫、机の上、えんぴつたて、ひきだし1つ、ダイニングテーブルの上などというように、家の中の、枠を広げていってください。
こんなふうに、だんだんと面を大きくしていき、片づける面を拡張していくと、
自然に片づけのスキルも上がります。
小さな枠内を片付けていき、成功体験を積み、やる気が保って行ければ、
どんどん広く片付けたくなっていきます。
あまり深く考えず、とりあえず、手を付けてみましょう。
15分ぐらいで終わる、かんたん片づけです!
リバウンドしそうになれば、この片づけに戻ってきてくださいね。
名づけて、「枠内拡張片づけ」 です。
お役に立ちますように。(渡部亜矢)