梅雨の季節を、食品の片づけるチャンスに変える、2つのチェックポイント
本格的な夏が来る前に、ストック食品や乾物・粉物などの整理をしておきたいものですね。
高温多湿な時期を過ぎると、食品は一気にいたみます。
食品は、健康に直結します。
体力のないときに口にすると、体を壊すことになりかねないですね。
じめじめした梅雨の季節を、食品の片づけるチャンスに変える、2つのチェックポイントをお伝えします。
ポイント1 見かけに騙されない
食品の片づけといえば、賞味期限や消費期限が過ぎていたら処分するのが王道です。
印字されている期限は、だいたい小さくて読みにくいので、とくに高齢者にはわかりにくいですね。
実家の片づけをなさる方は、一緒に片づけたり、かわりに見て差し上げてください。
問題になるのは、見た目が食べられそうなものがたくさんあることです。
見た目がいたんで見えないので、捨てようどころか、賞味期限をチェックしようとは思わないことです。
粉物や乾物など、ぱっとみただけでは変化がなさそうなものがあります。
それで、いざ処分となると、理由をつけてそのままにしている方が結構多くいらっしゃいます。
でも、やはりここは、いくら見た目がなんともなくても、期限切れに気づいたら、いったんは処分していただくことをおすすめします。
物によっては、開封したあとは、2、3日から1週間以内に使いきりましょうと書いてあるものも、たくさんあります。
これからの季節、飲み物や、めんつゆや冷凍食品などは、要注意ですね。
冷暗所で保存するときも、虫がつかないよう、ジッパー付などの保存袋や密封容器を活用していきます。
開封前でも、賞味期限がすぎてしまう防災用品などありますから、チェックしましょう。
また、冷蔵庫に入れたからといって、安心は禁物。
冷蔵庫は、万能選手ではありませんので、日付がたったものは、注意が必要です。
賞味期限前でも、もう食べないと思った時点で処分するのもおすすめです。
ここから先が、一歩進んだ賞味期限・消費期限の「認識ポイント」。
いったん期限という「外圧」がはずれると、そのほかのすべての片づけの基準がゆるくなっていくこともありますので、守りたいポイントです。
ポイント2 食品の適量買いをする
片づけは処分したらおしまい、捨てたらおしまい、ではありません。
片づけは生活なので、毎日、一生、続けなければならないのです。
大事なのは、「これから」です。
今まで買いすぎたのですから、これから、使いきる量だけ、捨てなくてもいい量だけ買い物をすることが、大事なポイントです。
適量買いといいますか、身の丈だけ買うということです。
安売りにだまされてはいけません。
余らせたら、もっともったいないのです。
環境にもよくないですね。
たとえば、小麦粉が余ったら、次は割高でも、小さな袋を買いましょう。
使いきる量だけ買うのです。
ラップも、ソースも、調味料も、日持ちがしそうなものも、これを機会に、持ち方を一度見直していけるといいですね。
一緒に暮らす家族が進学や就職や結婚で減ったり、外食が仕事の都合で増えたりして、必要な量がかわってくることもあります。
長い人生では、食べ物の好みが変わることもありますから、チェックはずっと続きます。
ぜひ、快適な食品の片づけをして、素敵な夏を迎えましょう。(渡部亜矢)