水の役目は飲料水だけではない
防災につながる片づけ。気になりますね。
その中でも一番はやはり水ですね。
健康を保つための1日あたりの水分摂取量の目安は、
大人3リットル前後、幼児で1.5リットル前後と、ざっくり覚えておくだけでも、
いざという時、あわてなくてすみます。
男性や女性、体重などでずいぶんかわります。
赤ちゃんのミルクなどで必要な方も。
保管できるスペースや、ご家族の状況、お住まいの環境ごとに変わります。
まずは、状況を把握することから、スタートですね。
ただし、注意しなければいけないことがあります。
おすすめは、幼児も大人と同じように、ざっくり3リットル以上で計算したいということです。
水は、飲むのが一番重要ですが、傷口をあらったり、やけどをしたときに冷やしたり、食べ物をあたためたり、トイレや衣類を洗ったりと、いろんな役目があるのです。
3リットルよりも、多いのが理想ですね。
飲料水だけでなく、生活用水としての役目があるということを、考えていきましょう。
家族にあったポリタンクの大きさとは
地震や台風などの自然災害で、断水になったときに活躍するのが、ポリタンク。
3・11後に、防災グッズとして買って、しまっている方も多いでしょう。
これから購入する方は、水を入れて持ち運ぶことまでイメージしてから、お買い求めください。
あんまり大きいと、マンションの上層階まで、エレベーターなしで水を入れて運ぶことはできません。
ご高齢だったり、体力がなかったり、
あるいは、小さなお子さんの面倒を見ながら持ち運ぶことを考えたりすると、ペットボトルサイズぐらいしか持てないことも、十分あります。
小さなポリタンクを、多めに準備するのも、おすすめです。
ポリタンクの収納
でも、せっかく買ったポリタンク。
物置部屋の億にしまわれていたら、いざという時、取り出すことはできないでしょう。
それどころか、取り出す以前に、落下物や床に散らかったモノが邪魔で、怪我をしたり、逃げ遅れたりする可能性さえありますね。
すぐに出るところにしまいましょう。
折り畳み式が、1000円以下で売っています。
大きさは、マンションの最上階をエレベーターなしで運ばなければいかない、女性や高齢者でいっぺんに運べないなどというときがあるので、大きければいいというものではありません。
背負えるものも、出ているので、持ち運びに心配な方は、
用意しておくといいでしょう。
地震などの災害には、いつ、どこで遭うかわかりません。
部屋に閉じ込められることも考えられます。
まとまったスペースを確保するよりも、押し入れや棚のちょっとした隙間を利用して、
いろいろなお部屋に「拡散」して収納できるといいですね。
ペットボトル1本程度の隙間なら、どのお部屋にもあるでしょう。
玄関の下駄箱、クローゼットの下段など、家じゅうに分散して収納しましょう。
買ったら買っただけ、物置部屋に押し込むだけ、というのだけは、避けたほうがいいでしょう。
買っただけでは備蓄にならない
どんなモノでも、買っただけでは、使命を果たすことはできません。
しまう場所がなければ、逃げ道を防ぎ、命を守れません。
守れないどころか、備蓄品で、怪我をする可能性さえ出てきます。
地震などの自然災害はいつ起こるか、わかりません。
水に限らず、備蓄は必要。
まずは、お部屋の片づけをして、逃げ道を確保しつつ、水やポリタンクを備蓄する場所を、分散して決めていきましょう。
優先順位はナンバーワンですね。
あまり悩ますにしまう場所を決めて、押入れなどにスペースをあけて、備蓄していきましょう。
きっと余計なものを処分できるきっかけになりますね。
片づきますように。
(一社)実家片づけ整理協会
渡部亜矢
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