脱・空き家予備軍!シルバーウイーク「実家の片づけ」3つの会話例

いよいよシルバーウイーク・大型連休ですね。
実家の片づけをしよう!と思っている方も多いのではないでしょうか。

なんと、自分の実家は約3割の人が「空き家」になると思っているのです。

この、約3割の空き家予備軍ができる最大の対策は、「実家の片づけ」なんです。
住む人がいなくなると、とたんに本物の「空き家」になります。
空き家のつぎは、「危険な空き家」に転じます。
危険な空き家に対しては、今年5月に空き家対策特別措置法もでき、厳しい対応になってきているのはお存じの通りです。

ぜひ、「実家の片づけ」で、親の見守りをしたいものです。
物を買わなくても、とても素敵なプレゼントにもなりますね。

あきや

シルバーウイークの「実家の片づけ」を成功させる会話例

でも、いきなり帰省して、いくら親切な気持ちであっても、かたづけにあせり、「汚い」「捨てよう」「通帳は?」はNG。
シルバーウイークだからこそできる、おすすめの会話例を3つご紹介します。

1 浸水や地震があったらたいへんだね。
逃げられないから、困るから、廊下を片づけよう。

→今回の茨城などの地域の浸水被害には心が痛みますね。
地震や竜巻など、自然災害が増えています。
ニュースをみながら、実家が安全なのか、片づけの話を提案してみましょう。

2 健康寿命のあと、10年以上、寿命があるね。
ずっと元気にくらすために、床置きをなくそうか。

→この時期、よく報道される、平均寿命の延びや、健康寿命を話題にして、片づけの話をしていきましょう。
健康寿命は、自分が「健康だ」と感じる、主観的な年齢のことで、男女とも70歳ちょっとです。
逆をいえば、そこからは健康でないと多くの方は感じるのです。
70歳までには、片づけをおえておくのが、理想です。

3 戦後の生活はどうだった?

→議論紛糾の安保法案ですが、ニュースなどが流れたら、物があふれているのは、片づけの悩みがあるのは、平和だからだねということで、昔の話をきいてみましょう。

親世代は、物がなかったたいへんな時代を生き抜いた方々。
なかなか捨てられないのはあたりまえなんですね。
子世代は、捨てなくても片づける方法や、親世代に物を溜めこまなくても、平和だよと、安心してもらうことが大事だと思います。

人は、話を聞くよりも、話す方が好きです。
話を聞くだけでも親孝行です。
聞いてみると、大事な物、思い出の物、写真の整理がすすみます。

子世代も、戦後70年ですから、親が元気なうちに、少しでも聞いておくと、違った時間になるでしょう。
意外な思い出がぽろぽろ出てきます。
後日、戦後の話をした親子のエピソードをお伝えしたいと思います。

親の家にある大事なものや思い出がわかったら、大事な物を大事にしまう工夫をすると、片づけの優先順位もつけやすくなります。
家を建てた当時の話をきいて、リフォームにつなげるなど、将来の住まいについて話し合うのもいいですね。

片づけに悩んでいられるのは、平和だからこそですね。
ただニュースを見るだけでなく、命を守るとはどういうことか、片づけを通して、親子で語り合える連休にできるといいですね。

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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