暑くも寒くもなく、体にやさしい秋は、片づけのベストシーズン。
敬老の日に「物」をプレゼントするのもいいけれど、たまには実家に帰って、片づけをするのはいかがでしょうか。
帰省するだけで喜んでくれるご両親もいるけれど、さらに片づけちゃったり、孫の顔を見たりしたら、ハッピーになってくれるかもしれませんよ!
片づけの中でも、高齢者のいるお宅で特におすすめなのが、衣替えがおすすめです。
急な気温変化に対応できれば、体調にダイレクトにきいてきます。
急に寒くなって、あわてて段ボールを開けたりしている間に、体力を消耗していまいます。
急な天候変化でもさっと羽織れるものがでてくるように、実家を片付けると、きっと、喜んでもらえることは間違いなしでしょう。
衣替えを成功させる、とっておきの秘訣とは…
それは…できるだけ「衣替えしなくてすむ」クローゼットやタンスにしていくことです。
若い方でも忙しかったり、疲れているときに、お部屋が散らかります。
ましてや、高齢になると、体力が落ちてきて、片づけ上手だった方でも散らかる危険があるのです。
ですから、できるだけ衣替えをしなくてすむような、クローゼットづくりをおすすめします。
昔に比べて服の素材も薄手でもあたたかいものがふえましたから、オールシーズン型のクローゼットをつくるのも、難しくなくなってきているのです。
真冬や真夏のものだけを衣替えするようにして、できるだけ見えるよう状態にしていくことをめざしましょう。
すぐには無理でも、この時期に今年着なかった夏物を処分することなら、多少はできるでしょう。
片づけが苦手な方は、たたむと一覧で見えづらいので、わからなくなりますから、できるだけクローゼットに掛けていくといいでしょう。
服の稼働率も、服が少ないほうが高くなります。
服が多いと、どこになるのかわからなくて、結局同じ服を着るケースが多いのです。
面倒くさがり屋さんほど、また、高齢になればなるほど、衣替えをできるだけしない方向にしていけるといいですね。
余談ですが…
実は、リバウンドは、衣替えの失敗が引きがねになることが、非常に多いのです。
若い方でも、疲れたときに、着る服がなくて、季節の違う服をひっぱりだそうとしてぐしゃぐしゃになってしまいますよね。
さらに、そのまま、夏冬両方の服が出ている状態になり、どんどんほかの物も散らかかっていくことが、非常に多いのです。
リバウンドは衣替えの時期に起きることが多いのです!!
とくに体力の落ちている高齢者は要注意なんです。
ぜひ、お時間のある方は、このシルバーウイークに、ご自分の家を片づけて、さらに「実家の片づけ」で衣替えをプレゼントできるといいですね。
片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢