モノがたまる3つの現実 傾向と対策

毎日、片付けをしていると、知らないうちに、モノをためていることに気が付きます。

モノがたまるのには、実は、「意外な」現実があります。

その、その傾向と片付けの対策を、まとめてみました。

傾向1 「現実から逃げる」=「見なかったことにする」

忙しくって、つい、モノを出しっぱなし。
しまうのが面倒になり、つっこんでしまう、置きっぱなし。

……私にも心当たりがあります。

モノは誰かがそこに持ってくるから、そこにあります。
そして、「散らかっている現実」から「逃げ続ける」「直視しない」ことで、モノがどんどんたまります。

【対策】
まずは、自分の持っているモノの量=現実と向き合うことから、スタート。
親の家の場合はとくに、目の前のモノをしっかり見ることがポイントです。
たとえば2日前の服が脱ぎっぱなしで、忙しくてそのままにしてある場合なら、
クローゼットの前で服を脱ぐと決める、
買い物から帰って、袋にはいったままになっていたら、その場でしまえるように見直す、
郵便物がたまっていたら、その日のうちにあけて、必要なものだけ仕分けする、など、
など、思った以上に、小さなことでも、みつけられればOKとします。

また余計なモノを買っちゃった、使う気のない化粧品のサンプルをもらっちゃった、
あげるといわれても、もらわないでうまくノーサンキューを言うのもいいですね。
いろいろ工夫していきましょう!!

傾向2 「過去を現在まで引きずる」

思い出の品や、過去の栄光にこだわってしまうケースです。
なつかしい、輝かしい過去に思いをはせることは、とても素晴らしいこと。

でも、ポケットにいれたままの、
映画の半券が捨てることができなかったり、
黄ばんだ学生時代の体操服を処分できなかったり、
読まない新聞や雑誌、期限切れのチラシもったままだったり…。ありがちですね。

【対策】
過去のすばらしい思い出は、思い出らしく、丁寧に、箱などに入れて
きちんとしまうか、飾るかのどちらかにしましょう。
思い出に敬意を払いましょう。

そのほかは、未来に進むときにお荷物にならないように、未来につながる
いい過去を選ぶ=取捨選択していきましょう。
読まない雑誌なども、必要がないから今まで読まなかったのかもと、
切り替えていけると、いいですね。

傾向3 「現実が不安でたまらない」

3.11の記憶も新しく、誰もが災害の不安はありますね。
モノがないと不安で、防災グッズをたくさん持っている方もいらっしゃいます。
また、ペンの替え芯や、キッチンのストック食品、ラップや洗剤まで、
ストックがないと不安でたまらない、というケースもあります。

【対策】
いくらモノを持っても、不安はつきません。
不安は、モノだけでは解決しません。
いくら立派な防災グッズを買っても、
いざという時に、防災用具を取り出せないほど、
モノが詰まった戸棚だったら、どうでしょう?

いくら防災グッズをそろえていても、肝心な時に、どこにしまったか忘れて、
使えなかったら、意味がないですね。

モノを減らすことが、お金のかからない防災です。
ストックは、自分のつかめる量だけにしたほうが、楽です。

モノは自分の「分身」

傾向と対策例をいくつがご紹介しましたが、
いずれにしても、モノは自分の「分身」です。
頭の中の一部かもしれません。(すべてではないので、安心してください!!)
散らかしてしまうものの傾向と対策が、きっと隠れています。

40歳過ぎましたら、
ご自分の家と、親の家と、あわせて傾向と対策を見据えて、見直しできるといいですね。

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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