毎日、片付けをしていると、知らないうちに、モノをためていることに気が付きます。
モノがたまるのには、実は、「意外な」現実があります。
その、その傾向と片付けの対策を、まとめてみました。
傾向1 「現実から逃げる」=「見なかったことにする」
忙しくって、つい、モノを出しっぱなし。
しまうのが面倒になり、つっこんでしまう、置きっぱなし。
……私にも心当たりがあります。
モノは誰かがそこに持ってくるから、そこにあります。
そして、「散らかっている現実」から「逃げ続ける」「直視しない」ことで、モノがどんどんたまります。
【対策】
まずは、自分の持っているモノの量=現実と向き合うことから、スタート。
親の家の場合はとくに、目の前のモノをしっかり見ることがポイントです。
たとえば2日前の服が脱ぎっぱなしで、忙しくてそのままにしてある場合なら、
クローゼットの前で服を脱ぐと決める、
買い物から帰って、袋にはいったままになっていたら、その場でしまえるように見直す、
郵便物がたまっていたら、その日のうちにあけて、必要なものだけ仕分けする、など、
など、思った以上に、小さなことでも、みつけられればOKとします。
また余計なモノを買っちゃった、使う気のない化粧品のサンプルをもらっちゃった、
あげるといわれても、もらわないでうまくノーサンキューを言うのもいいですね。
いろいろ工夫していきましょう!!
傾向2 「過去を現在まで引きずる」
思い出の品や、過去の栄光にこだわってしまうケースです。
なつかしい、輝かしい過去に思いをはせることは、とても素晴らしいこと。
でも、ポケットにいれたままの、
映画の半券が捨てることができなかったり、
黄ばんだ学生時代の体操服を処分できなかったり、
読まない新聞や雑誌、期限切れのチラシもったままだったり…。ありがちですね。
【対策】
過去のすばらしい思い出は、思い出らしく、丁寧に、箱などに入れて
きちんとしまうか、飾るかのどちらかにしましょう。
思い出に敬意を払いましょう。
そのほかは、未来に進むときにお荷物にならないように、未来につながる
いい過去を選ぶ=取捨選択していきましょう。
読まない雑誌なども、必要がないから今まで読まなかったのかもと、
切り替えていけると、いいですね。
傾向3 「現実が不安でたまらない」
3.11の記憶も新しく、誰もが災害の不安はありますね。
モノがないと不安で、防災グッズをたくさん持っている方もいらっしゃいます。
また、ペンの替え芯や、キッチンのストック食品、ラップや洗剤まで、
ストックがないと不安でたまらない、というケースもあります。
【対策】
いくらモノを持っても、不安はつきません。
不安は、モノだけでは解決しません。
いくら立派な防災グッズを買っても、
いざという時に、防災用具を取り出せないほど、
モノが詰まった戸棚だったら、どうでしょう?
いくら防災グッズをそろえていても、肝心な時に、どこにしまったか忘れて、
使えなかったら、意味がないですね。
モノを減らすことが、お金のかからない防災です。
ストックは、自分のつかめる量だけにしたほうが、楽です。
モノは自分の「分身」
傾向と対策例をいくつがご紹介しましたが、
いずれにしても、モノは自分の「分身」です。
頭の中の一部かもしれません。(すべてではないので、安心してください!!)
散らかしてしまうものの傾向と対策が、きっと隠れています。
40歳過ぎましたら、
ご自分の家と、親の家と、あわせて傾向と対策を見据えて、見直しできるといいですね。