「思い出もどき」の整理 が決め手!捨てる過去と選ぶ過去

「思い出の品」の片づけは難しいですね!!

実家・親の家の片づけや、年齢とともに必要な片づけでは、お悩みの方が多いのが現実です。

ご高齢になってまいりますと、片づけたくても体力的に、手も足もでないことがあります。
気持ちが少しでも入ってしまっている「思い出の品」は、とくにそうです。
さて、どうすればいいのでしょうか。

片づけのつまずき要因「思い出もどき」

もっとも注意しなければいけないのは、「思い出もどき」。
とくにご高齢になればなるほど、思い出が増えるのは当たり前。

そうはいっても、たとえば紙袋やビニール、大量の割り箸、使わないストロー、使えないトースターなど、
単にもったいなくて、分別するのもおっくうになって、そのまま置きっぱなしにしていたり、
捨てるのが面倒になってしまうモノが山積みになることも・・・。

でも、捨てるものが面倒なものは、子世代が手伝えば、なんとか処分できるモノも多いので、
まだいいのです。

やっかいなのは、「○○さんからもらったから」「○○に行ったときのモノ」と、
片づけなくてもいい理由づけ(=正当化)をするかのような、言い訳をしている時です。
「思い出」ではなく、「思い出もどき」です。
つい、人って、逃げ道を考えたくなるものです。

そんなときは、思い出にランキング・格付けをしてみるように、子世代が促すというのも、
片づく手だてになります。
でも、思い出にランキングをつけるのは難しいですね。
どうすればいいのでしょうか。

思い出もいろいろ!捨てる過去VS.大切にしたい過去を選ぶ

思い出といっても、その価値は、一律ではありません。

どんな方でも、生涯忘れられない、見ているだけで、心が穏やかになるモノなど、
家のどこかに、必ずあることでしょう。

近所のお友達からもらったおすそ分けが入っていたビニールまでも、
「○○さんにもらった袋。いつか使えるかも」と、とっておきたいモードに
シフトしてしまっているだけの、思い出ではなく、思い入れかもしれません。

とはいっても、思い出すべてにランキングを付ける必要もなく、かけがえのないこともあるでしょう。

そんなときは、年表のように、時の流れの軸に合わせて、
ほんとうの「思い出」を「思い出す作業」をしてみるのも、なかなかいいです。
自分史を書く感覚で、自分に大切なキーワードを拾いだすのも、
一つの方法です。

捨てる過去もあれば、選ぶ過去もあります。
片づけを通して、今までの中で好きなお気に入りの過去を選んでいくと、
これからどうしたいかが、見えてきます。

モノの片づけを通して、これから大切にしていきたい思い出=大切な過去を選んでいけるといいですね!

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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