収納は誰のため?何のため?
そもそも、収納って、誰のためにするのでしょうか。
もちろん、生活している「人」のためです。
それでは、何のために収納するのでしょうか?
単純にモノをとっておくため、保管するためと、つい考えがちです。
…ここに収納のワナが潜んでいます。
収納用品は、人がラクになるための道具。
人のために収納用品はあるのです。モノのためではありません。
モノ収納するために、収納用品を買ってしまうと、本末転倒になってしまいます。
収納するための収納用品を購入してしまうと、モノがますます増えて、
「お片づけができないスパイラル」に巻き込まれてしまいます。
…だから、
収納用品を購入するときは、少し立ち止まって考えてみてからでも遅くありません。
自分にとって大切なモノをチョイスしてみると、自然にモノの全体量は必ず減ります。
収納用品はいらなくなることもよくあります。
モノのための収納ではなく、暮らす人のための収納が、大切なんですね。
収納のワナを、理屈でわかっても、なかなか片づけられないのが、一般的です。
では、どうしたらいいのでしょうか。
エンディングノートを活用して、自分にとって、本当に大切な思い出、
重要な書類などを把握していくと、うまくいきます。
これまで何をしていて、何を大事にしているのかを書き出していくのです。
大切なモノを書き出すと、収納しなければいけないモノの、優先順位がついていきます。
モノを片づける優先順位がついて、
収納との付き合い方が分かってくると、自分にとって本当に大切なものは何か、
もっとよくわかってきます。
注意したいのは、エンディングノートの使い方。
終活についてポジティブに考えられる親ならいいのですが、自分の老い先をネガティブに、悲惨に考えているときには逆効果です。
あくまでも、片づける気持ちが高まっている、やる気持ちのある人だけ使ってほしいものです。