どうする?狭いキッチンの収納
キッチンに限ったことではありませんが、片づかないのは、収納が少ないからだと
思っている方が多いですね。
ここは逆転の発想。
自分が思っているよりも、ワンサイズ小さくすることを考えると、うまくいきます。
たとえば、乾物や、ストック食品なら、収納ボックス3つ分だけにするとか、
吊戸棚の扉2つ分に収める、など、「限り」「枠」を決めます。
私はこれを、「枠(わく)」「ワクワク大作戦」といっています。
年代別の“枠”ワク大作戦
たとえば、お子さんが赤ちゃんでしたら、離乳食用のプラスティックのお皿や
食べ物をすりつぶす道具など、細かいキッチングッズが必要になります。
けれども、お子さんが小さな期間は、ほんの2~3年。
そんな細かいグッズを、お子さんが小学生になっても、狭いキッチン収納の一等席に
しまっておいてはもったいないですね。
ごきょうだいがいらしても、一時のこと。
今ある収納の枠内、ワクワク大作戦で、乗り切れるといいですね。
お子さんがすでに独立して、実家から離れていたら、普段は夫婦人数分だけの
食器があれば、足ります。
家族の日常の“実数”が減ったら、ぜひ、キッチン収納を見直ししてください。
冷蔵庫の中身、ストック食品も、同じように、必要な量が減ります。
今の家に住み続けるとしたら、家という枠は変わらないので、
今のままだと、家族の数が多いときのままの食器類を持っていることになります。
自分に必要以上のモノに囲まれている可能性が高くなりますね。
ライフステージや、ライフスタイルに合わせて、モノの数を決まってしまうような
気がしますが、本当に自分に必要かどうかをよく考えるといいですね。
そうは言っても、なかなか決められないのが、普通の人です。
先に、この範囲に収まるだけしか持たないという、「枠」を決めれば、
うまくいきます。
“ワク”の中で、工夫をしていくほうが、ひとつひとつのモノを選んでいくよりも、簡単。
家を広くしたいと願うよりも、現実的です。
「これしか収納がない」というと、否定的な気分になりますが、
ワクワクだ!と思えば、“前向き収納”になっていきます!!
近くにスーパーやコンビニ、ネット通販で買い物ができる環境にあるのでしたら
少な目にモノを持つという方が、家を広くしたい、収納をふやしたいというよりも、
ずっと、ずっとリアルです。
年代とともに、片づけを見直さなければいけないという意味で、
高齢者に限った話ではないのです。
狭いキッチン収納以外にも、いろいろ応用できるので、おすすめです。