今日11月30日の朝日新聞デジタル版&gooニュースで、
おもしろい記事をみつけました。
「ファミレス、おひとりさま天国 家族いても通う理由」
「ファミレス、おひとりさま天国 家族いても通う理由」
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/TKY201311300001.html?ref=nmail
gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/incident/TKY201311300001.html
記事によりますと…
日本にファミリーレストランができてから、もう40年以上、たちました。
もともと、「ファミリー」という名前のとおり、
「家族だんらん」のスポットとして、結構、流行りました。
ところが、いま、「家族だんらん」で使う人が減っている、ということです。
記事では、夜遅く家で食事をすると、妻に迷惑をかけるから、という理由で
立ち寄っている人の話が出てきます。
決して、家族がいないわけではなく、
1人で過ごす場として、使い勝手のいいスポットになった、
ということなのでしょう。
私の友人にも、英検などの資格試験の勉強をするのに、
フェミレスに、毎日のように勤め帰りに寄る人がいます。
ママ友同士でファミレスを使う、私の身近な例では…
小さなお子さんをお連れの方は、子どもにパフェなどの好きなモノを食べさせ、
飲めるママはビールをたのみ、飲めないママはソフトドリンクとケーキ、
かたやお昼を食べ損ねたパート勤めのママは、遅いランチをしながら、
幼稚園や学校の話をする、というケースがよくあります。
ファミリーレストランで家族団らんすることがなくなり、
いろいろな面で多様化しているのですね。
ファミリーレストランと言いながら、使っているのは、
ファミリーでなくなったという
時代の流れを感じます。
社会に今起きている現象を切り取った、興味深い記事です。
変化する家族のカタチ
ファミリーといえば、一昔前は、1世帯妻と夫と子ども2人、なんていうのが、
定番でした。
ところが、今は、1人世帯が、全体の3割を超える時代。
今後も増える「ぼっち世帯」、2050年には4割超・うち過半数がシニアぼっちとの試算も
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20130909-00027589/
(YOHOO!ニュースより)
このニュースでは、1人世帯のことを、「ぼっち世帯」と言っています。
2050年には、4割を超えるとの試算です。
よく、電気料金の1ヶ月の目安で、
夫婦と子ども2人の家族でいくら値上げされます、
なんてニュースを聞きますが、
実は多くの方にとって、この4人家族の例は、
目安にならないということが、わかります。
かつて、4人家族であっても、今は単身で1人暮らし、
あるいは、これから1人暮らしになる確率が、
とても高いのです。
人生80年ですから。
変化があって、あたりまえですね。
ライフステージ別の生活環境
今日のコラムで取り上げた、2つのトピックスから垣間見えたように、
生生流転、世の中は変化していきます。
かつては、ファミリーレストランで、一家四人で食事していた方も、
いまはおひとりさまになって、
同じファミレスで、新聞を読んだり、ネットサーフィンしているかもしれませんね。
ファミレスで、誰と、どのように過ごしているか、というのは
ほんの些細なことのように見えますが、
人の「ライフステージ」と密接な関係があります。
ライフステージとは、一生において節目となる、
出生、入学、就職、結婚、出産、子育て、といった節目の、
生活環境の段階のことです。
生活スタイルや考え方、仕事の仕方等、様々なものを変化させる必要が出てくる。
あるいは、家族から独立して、1人暮らしをしている方、
あるいは、子どもが独立して、1人暮らしになってしまったご高齢の方も
いらっしゃることでしょう。
世帯人数は、年月とともに、変化するものです。
各ライフステージの、家族の構成人数にあった、
生活環境の整え方のスキルが、これから必要になってくるでしょう。
もっと言えば、生活の基盤である家の片付け方・モノの整理につながってきます。
多くの方がご自分にあった、生活環境で、心地よく過ごせますように。
生活コラムニスト 渡部亜矢