極狭(ゴクセマ)キッチンのズボラな収納話です。
スペースがあるおしゃれなキッチンをお持ちの方は、スルーしてくださいね。
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ウチには食器棚はありません。
10年前に引っ越してきたとき、そのうち買おうと思っていたのですが、
結局買わずにすんでいます。
2DKのマンション生活のわが家族にはこれで十分なことがわかったからです。
流しの横の引き出し2段分に、普段使いの食器たちを入れています。
あまり使わない「2軍」の食器は、流しの上の吊戸棚に。
3人家族なので、どれも基本は3つずつ。
お客さまがいらしたときに使うケーキ皿とコーヒーカップだけ、5人分あります。
食器はだいたい5~6客でワンセットになっていることが多いですが、
子どもが小さいときは、落として割ることも多く、1枚欠けてしまうと
残りがお蔵入りしてしまうのが悩みでした。
うすいガラスものは、食洗機でガシガシ回すこともできず、
手洗いしようとして、水道の蛇口にぶつけるとこと幾数回。
結局、普段使いのものは、食洗機でグルグル回せて、割れても1枚ずつ買い足しがいつでも可能な、
無印良品のものばかりになりました。
2年ぐらい前までは、そこそこいいモノも一緒にこの引き出しに
重ねて詰め込んで入れていたので、使いにくかったのですが、
今は1種類の食器を、家族の数だけ重ねて入れるようにしました。
すると、スペースに余裕ができて、家族もすぐに戻してくれるようになりました。
自己流でここまでたどり着くのに、3年ぐらいかかりました。
この収納にゆき着いた後、あの震災が起きました。
たまたま運がよかったとは思うのですが、1枚も割れることがなく、
ズボラでもできるように整理しておいてよかったと、しみじみ。
私の母はいまだに「食器もちょっとしか持てない部屋に住んでいて、かわいそう」という目でみます。
私の母親世代は、鏡台と食器棚、タンスは女性の人生にかかせないアイテムだったので
そう思うのでしょう。
以前の私は、食器棚を持っていない自分、母親の思い通りに生きていない自分に
罪悪感を感じていました。
ちっともかわいそうでないのに、「かわいそう」と思われるのが、とってもイヤでした。
けれども、
ライフオーガナイズをするようになって、母親の視線が気にならなくなりました。
雑誌などで素敵なお部屋をみても、ココロがざわざわしなくなりました。
素直にいいなーと感動するので、ワタシにはできないと比べなくてすむからだと思います。
ひとりひとりの価値観の違い、自分の軸がはっきりした効果でしょう。
ズボラなワタシにぴったりの、狭いけれど便利な都会のライフスタイルは
ワタシが選んだコト!
ラクチンな収納を実践している方、ぜひコメントしてくださいね![]()
片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
片づけ最新情報とお役立ちブログ



