犬や猫をペットショップで買った場合,「買う」から「飼う」に変わります。
飼っている人は最後まで面倒を見る責任が生じます。
同じようにモノを買ったら,最後まで責任をもつことがこれからは必要ではないかと思います。
モノを買って使わないで家の中に放置すると言う事は,責任を放棄したことにもなるのです。
例えばカラーボックスを1000円で買ったとしても,何年かして処分したときに,大型ごみで処分費は東京だと600円程度かかりますから,費用だけで1600円ぐらいかかると考えましょう。
組み立てる手間,捨てる手間を考えればおそらく3000円ぐらいのコストがかかるわけです。
コストというのは,責任の一部ともいえるわけです。
そのほか,一番大きいなモノとといえば,家そのものでしょう。
購入したあと住む人がいなくても,近所迷惑をかけないように維持する必要がでてきます。
近年の放置された空き家問題まで考えると,大きすぎてイメージがつかない方も多いかもしれません。
とにもかくにもモノを持つことは責任が生じるということ,
そして,捨てたり処分したりするところまで,きちんと面倒をみる覚悟で購入する意識をもつことは,
大切です。
企業もモノを売る努力をするのが使命です。
最近は,SDGsで環境への配備もするようになりました。
しかし購入されたモノが,家の中に滞留しどうなっているかは,これまであまり関心が示されてきませんでした。
モノを持つ責任にもう少しコミットすれば,世の中の買いすぎ→散らかり問題は軽くなる可能性があると思っています。
消費者センターなどの講演で時々私はこの話をしていますが,
本当に大きな問題で書ききれません。
またブログアップしますね。
片付きますように。渡部亜矢