実家の片付けの現場で、ごわごわガサガサのタオルで顔を拭いている親御さんをよく目にします。
「もったいない」世代のご高齢の方は,多少タオルが古くなっても,ずっと使い続けていることが多いのです。
あるご実家では,いただきものの新品のタオルはいっぱいあるのに,顔を拭ているタオルはごわござでした。
お中元やお歳暮でいただいた箱入りの高級なタオル、新聞販売店やデパートの粗品などでいただいたタオルなど,いろいろな種類のものが,きゅんきゅんに押し入れに詰まっていました。
しかも,ご丁寧に色別に丁寧に収納していました。
けれども顔を拭いているのは,○○銀行というペラペラのタオル。
しかもその○○銀行というのは,いまはもう合併していてない名前の銀行でした。何年使い続けていたのか,想像がつきます。
新しいタオルを使わないほうがもったいないですね。
こんな親御さんには,
「古いタオルは水分を吸って使い勝手がいいので,拭き掃除におろそう」
「新年だから,ふわふわのタオルで顔を拭こう」
と,総とっかえを提案してみてはいかがでしょうか。
さらに,洗面所のタオルの収納場所がきれいになりますと,親御さんも片付けの気分が上がります。
タオルの周りの洗面所も自然にきれいにしたいと思う心理的な波及効果をもたらすのです。
コロナ禍では洗面所で手を洗うのはマストです。
手洗いをするたびに気分がよくなると,どんどん片づけのモチベーションが上がります。
ご自宅でやってみてから,ご実家のご両親にタオルが新しくなると気持ちいいよと提案するのもいいですね。
年末は,実家に眠っているいただきものを生き返らせるチャンスです。
気持ちよく新年を迎えましょう!!
片付きますように(渡部亜矢)。