片づけてもすぐにリバウンドするというご相談を、今日も受けました。
本当によく受けるご相談です。
ではリバウンドはどんなときにおこるのでしょう?
疲れていたり、仕事が忙しかったり、風邪気味だったり、梅雨どきのこんなに天候が不安定で体調がおもわしくなければ、ふだんささっとできる片づけができなくなってあたりまえです。
片づけるときは、たいていやる気も体力もあるときです。本来の片付け方は、体調がいいときではなくて、体調がわるくなってもできるカンタンなお片付けの仕方でしまわないと、収納できなくなり、リバウンドしてしまうことが多いのです。
リバンドしたなと思ったら、もっと簡単な片づけ方していきましょう。
ただ置くだけにする、服はたたまなくていい方法を考える、ここ1週間使わなかったものは一時保管にしてみるなどです。
ただし、注意しなければいけないことがあります。スッキリ片づけすぎることです。
あまりにも物が少なくなると、自分の人生の一部をはぎとられたように感じます。
とくに親世代は、物がないとさびしい、貧しいといったイメージを抱いて長年生きていきましたので、リバウンドをまねくことがあるからです。
高度経済成長期を過ごしてきたのですから、当然なのです。
理屈では最近のモノ余りを理解していても、感情できには、気持ちの面では物はあったほうがいいに決まっていると思っている方が多いのです。
スッキリしすぎると、また空いたすきまに物を入れてしまうのです。
そして、疲れればしまう必要性も感じることなく、元の木阿弥となって散らかってしまうのです。
親御さんが元気でしたら、納得した物だけ処分して、安全面を確保できればそれでよしとしたほうが、子世代もストレスがたまりません。
コツはスッキリ片づけすぎないこと。
そして、体力が多少落ちても片づく量にしていくことです。
このバランスを、トライ&エラーを繰り返しながら、片づけていきましょう。
なにも実家の片づけに限った話ではありません。自宅も片づけながら、実家の片づけをし、その途中経過、失敗例、成功例を、ぜひ親御さんと共有していきましょう。
片づける仲間がいる、同志がいるというだけで、片づけの話をする機会がふえます。片づけは、話をすればするほど、興味がいくので、片づくきっかけをふやすことになるのです。
実は受験勉強も、受験について話す仲間がいるだけで、勉強ははかどるそうです。勉強とは違っても、もっと楽しみながらしていけるといいですね。
片づけてよかったことを、身の回りの人に、正直に伝えながら、進めてください。
片づきますように(渡部亜矢)。
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