【Q39】若い時は片づけができたのに、気が付いたら母娘で片づけが苦手に…。

■qa「親の家」お悩み解決

 【Q39】20歳前半までは、そんなに苦手意識はありませんでしたが、子どもが生まれてから、ダイニングテーブルの上も、床も、全部ごちゃごちゃ。

今は、片づけはやる時はいっきにやりますが、半日もすると、散らかります。
特に仕事から帰ってきてからは、まったくできません。
つい3歳の子どもを叱ってしまいます。
そんな自分がとても嫌です。

それでもなんとなく過ごしていましたが、車で30分の所に住む実家の母が、時々腰痛になり、買い物など頼まれるようになりました。

実家の母も年をとり、どんどん物が増えている様子です。

親の家も散らかっているし、どうにもなりません。親の具合も悪く、実家をいったりきたりで、両方片づけています。片づけができるようになりたいです。

どうしたら片づけをさくさくできるようになるでしょうか。

【A】忙しい時、疲れた時でも片付けられる物の量にしていきましょう。

まず、片づけられないのは、あなたご自身だけの問題ではなく、外的要因、環境によるものが大きいと思われます。
子どもが小さかったら、一筋の乱れもない部屋で暮らしているのというほうが、かえっておかしいです。
3歳の子どもに散らかすという意識はありません。
散らかりは生活の一部ともいえるでしょう。
また、親御さんも体が悪いということですから、介護と子育てのダブルケア予備軍といっても過言ではないでしょう。

ではどうしたらいいのでしょうか。

たたみ渡部亜矢実家の片づけ

ほとんどの人は、体力があり一番元気で、気持ちもハイな時に片づけるので、そのときにできる収納法で、多くの物を片付けます。
つまり、ちょっとでも疲れたり気力がなくなると、できなくなって、あっというまに散らかってくるのです。

ですから、体力と気力が下がったときでも片付けられる物の量まで減らし、さらに、かんたんにしまえる収納法に変えることをおすすめします。
片づけは、忙しかったり、体力がないとできないことです。

また、同じ人でも、ライフスタイルや環境によって片づき具合が左右されるのは当たり前です。
ましてや、仕事があるのなら、忙しいおは当たり前ですし、片づけに使える時間は減ります。

一方、子どもの成長とともに、物も増えていきます。

完璧に片づけようと思わず、家事代行サービスなどを使うのも手でしょう。

私も使っていたことがありますが、地域にはファミリーサポートセンターや地域包括センターのようなところがありますので、一度、お役所にたずねてみてはどうでしょうか。
電話でも応えてくれます。

でも、一番大切なのは、お連れ合いにきちんとSOSを出すことです。もしかしたら大変さに気づいてないことがあるかもしれません。
まずはあなた一人で抱えなくてもいいということから始めてはいかがでしょうか。

代表理事 渡部亜矢プロフィール
都市銀行で住宅融資業務等、出版社の編集者等を経て現職。片づけが苦手な人向きの講座を開講。少子高齢化社会に特化した「【公式】実家片づけアドバイザー」認定講座、片づけ整理術、生前整理、空き家を防ぐ片づけ術、実家じまい、終活、防災につながる片づけ術、遺品整理、物とお金の整理講座、「紙モノ」整理術などを展開中。講演・メディア出演多数。

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