親の「捨てたくない」を変える“魔法の言葉”~実家の片づけの流れを変えるワンフレーズ~

誰もが知りたい!「捨てたくない」親がその気になる「決め言葉」は?

誰もが知りたい!全く片付けない親が、サクサク片づけるようになる「ひとこと」はありませんか?というご質問をよく受けます。
それは、勉強をしない子どもを、サクサク勉強するように変えるひとことと同じです。
片づけをしたくない人が一瞬で片づくのなら、誰も困りません。世の中が変わっていることでしょう。

でも、

全く捨てる気がない親が片付けるきっかけをつかむ「決め言葉」はあります。

それは、

「こっちとこっち、どっちがいい?」

です。

捨てたくないのですから、その中から、とくに好きな物を選んでもらうのです。
でも、20着ある服からどれを選ぶ?というのは無理です。

多くても服なら2着。多くても3着を見せて、1着をクローゼットやタンスにもどします。
ここで親になるべく触らせないのがコツ。
触ると、情がうつって、これもあれも大事。あげくのはてには、裏地までひっくりかえしてみたり、これは三越で高かったから、という話が始まります。
片づけの手が止まってしまうのです。

あとは一時保管へ。「収めて移動」が基本です。捨てるという言葉を使わないで。
はやめにスッキリ感=片付けの成功体験を味わってもらいましょう。

実家の片づけの流れを変えるワンフレーズ「こっちとこっち、どっちがいい?」というのは、親自身が決定しているので、親の希望を尊重していることになります。
だんだん自分だけでもできるようになると、親も頑張りだすケースもあります。
わが母(御年80すぎ)もこれで、コーヒーカップ、海外のおみやげや小物の数を、少しずつ減らすことができました。

こちらはある80代女性のお気に入りサイドボード。みっちりはいっていた小物を、このフレーズをつかって判断しならが片付けました。
亡くなったお姉さんやお母さんの思い出グッズにしぼって大喜びでした。
いつまでもお元気でいらしてほしいです。

どうぞ片付きますように。(渡部亜矢

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