親が入院!実家の片づけにSOS|床置き・吊るし収納の片づけ写真

それは突然のお電話でした。

 

東京都内の実家の70代後半のお母さまが突然倒れ、入院されたとのこと。

幸い、命には別条がなかったものの、退院しても実家が片づいていなくて、とても心配という、心優しい50代の娘さんからのご依頼です。

でもそれは、お片づけのご依頼というよりは、SOS、悲鳴に近いものでした。

 

ご依頼主の50代女性は、実家とご自宅のどちらも首都圏ですが、距離は県をまたぎ2時間以上かかるほど離れています。

そんなに頻繁に実家にいくことはできません。

 

自宅も片づけたいし、もちろん夫さんの実家もあるし、持病のあるシングルのきょうだいもいる……ひとりで片づけなければならない家を、4軒抱えていらっしゃる女性です。

実は、自宅も含めて何軒も片づけている方の典型例です。

 

 

現場は、築50年ほどのマンションです。

建築当時から住んでいらっしゃったとのこと。

これもよくあることなのですが、クーラーがありません。

そして、初めてのご依頼なので、2時間でできることをするということで、実家片づけアドバイザー3名が、緊急出動するはこびとなりました。

 

着いてすぐ、片づけたいというお母さまの寝室を見せていただきました。

寝室といっても、あるはずのベッドが、服や物でかくれて見えません。

現場 ごみ

床がいっぱいになったので、タグのついたままのサンダルやスリッパ、バッグを

レジ袋に入れて、ぶら下げ収納をしています。

 

針金ハンガーを切ってうまく曲げてひっかけるところを作っりといった、創意工夫もされています。

でも残念なことに、物は使われた形跡がなく、レジ袋の色は変色しているものもあります。

 

「昔は、こんなに物がなかったのに…」

 

ご依頼主のお言葉通り、つるし収納と床置き、プラスティックケースの買い足しで、物がふえたのを解決しようとした年月と物の積み重なりが、よくわかります。

 

全員で、いらないものをゴミ袋にゴミをつめていきます。

はなしていくうちに、ご自宅の片づけのお悩みなども出てきます。

ずっとお悩みだったようです。

片づけるきっかけから、実際に行動に移すまでには、たいへんなパワーがいります。

頼んでくださったご依頼主の意思の強さは、人と比べることではありませんし、それはすごいことなんです。

最初の一歩を踏み出す力は、たいへんなことです。

 

単純にゴミを詰めているようですが、実家片づけアドバイザーは、そんなお悩みを聞きながら片づけていきます。

そして、そっと片づけの背中を押すお手伝いをしていきます。

もちろん、いるか、いらないかも確認します。

 

2時間ほどで、一時保管を入れるとゴミ袋は100袋は超えました。

(カウント不能、写真にもおさまりきれません)

gomi

ごみ

 

このあと、ご依頼主は自分でゴミ収集日に、ゴミを捨てるというミッションを遂行していだたくことに。

 

うれしいことがありました。

 

この母娘さんは、もともと、「片づけるというと怒る。このままでいい」といつもケンカになるという話でした。

 

ところが、この片付け後、このお母さまとご依頼主は、ゆっくり話をしたそうです。

なんと、実は、クローゼットがほしかった、捨ててよい、という、前向きの話になったとのことです。

きっと、お母さまご自身も、お悩みだったのだろうと思います。

 

本当に素晴らしいですね。

このご依頼主さんは、きっとご自宅の片づけとも向き合っていくことでしょう。

 

今回はお母さまの入院がきっかけでしたが、悩んでいる方の最初の一方に寄り添いお手伝いしていくことを、私たちは大切にしています。

 

親子の片づけ物語は、まだまだ続きます。

 

どうぞ片付きますように(渡部亜矢)

 

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