足掛け3年ぐらい言い続けていることになるでしょうか。
「実家の片づけ」は、新しいキーワードになってきたという話は、なんどもブログなどで発信してまいりました。
かなり浸透しつつありますし、2014年ごろから、雑誌でも特集が組まれるようになり、おかげさまで、わたしも本をかかせていただきました。
ところが、ここへきて、もうすでにその域を超えていると感じています。
そもそも、「実家の片づけ」というのは、女性を中心に。介護と同様にいずれふりかかってくるものとして認識されていて、昔からあった言葉でしたので、女性たちにとっては新しさはないのです。
さらに、危険な「空き家」がご近所にあるという危機感を募らせるモチーフが、それまで圏外のように仕事に専念していた男性の、生活の中に根付いてきたのではないでしょうか。
意識の高い方々にとっては、「実家の片づけ」や「親の家の片づけ」が、「新しいキーワード」というには“古すぎる”として認識されてつつあるです。
「リアル」な現実となって、噴き出して、「生活の一部」ですね。
実家の片づけは、誰にでも降りかかる問題であり、危機感を感じながらも、どのように対策をとったらいいのかわからず、放置した結果が、危険な空き家となってしまっている面を否めません。
片づけといえば、自宅だけでなく、「実家の片づけ」を近々にしなければいけないという意味合いに変わりつつあります。
両隣が空き家になる危険は、8月28日のHPその他で書いておりますし、祖父母や、おじ、叔母の家を片づけている子世代もふえました。
少子高齢化社会だからと簡単に片づけられることでもなく、新しいキーワードというよりは、生活の一部となり、新しいキーワードの域を超えているのが実情なのです。
いつの時代にも、法律は、現実の生活の後から、つくられるものです。
現実に問題がおきてから、法律ができるまでには、必ずタイムラグが生じます。
たとえば、空き家に関する法律ができ、空き家問題が知られるようになりましたが、「こういう法律ができた。だから空き家対策をしなければいけない」という問題のとらえ方からはいります。
一般の人の耳に入ってくる情報というのは、雰囲気を表面的に感じることから、知識として導入してしまうのです。
それはまちがったことではないのですが、その問題は、「相当進んでいる」ということを、よく意識して、向きあうことがポイントとなります。
とくに空き家だけでなく、防災や、高齢化に関することや、現実の後追い感が強い、たいへんなことになっているという立ち位置を意識したほうが、はやく片づけるきっかけとなっていくでしょう。
幸いにも、実家片づけアドバイザーのみなさんは、そういった社会的な認識や感覚が研ぐ済まされて、センシティブで前向きなのが特徴です。
自分の家だけ片づけばいいというよりも、社会的な問題としてとらえて解決できるようになりたいという、意識の高い、素敵な人たちです。
よく講座でも、話がでるのですが、両隣が空き家になる時代に、自分の身の回りを片づけることは、小さくても、環境にも優しく、ひとのためになる、ミニマムな社会貢献の一部です。
法律の専門家や、不用品回収業者とも違った、総合的に、生活者として、当事者の目線で「家」と向き合っているのです。
この一瞬も、問題は深化をし、未来に進み続けているのです。
個人的なこととして、片づけてしまうと、一人で悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
「実家の片づけ」は、キーワードしては、浸透しつつあるので、もうすでに私たちの日常にはいっていきている、「生活の一部」です。
そんな方たちに、キーワードをこえ、生活の一部になった「実家の片づけ」をお届けしたいと思います。
どうぞ片付きますように(渡部亜矢)。
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