先日、本栖湖に行ってきました。
たった1泊でしたが、意外な発見の旅でした。
宿は大きな施設でしたが、周りは、いわゆる自然のほかは、お店も、路線バスも、何もないところでした。
天気がいいので、宿の「ままちゃり」を借りて、本栖湖を1周(およそ11キロ)することにしました。
私は自転車に乗るのは10年ぶりでしたし、マイカーも、チャリンコも持たない我が家にとっては、はじめての、大イベントです。
湖は青く透明で、魚も見えます。
途中で、富士山が姿を現しました。
なんとこのビュースポット、1000円札の絵の場所なんだそう!!
確かに左右の山が全く同じです。
いつも必ず持ち歩いたり、触っている1000円札ですが、こんな絵の富士山の絵が印刷されているとは、知りませんでした。
なにしろ、1000円札をじっくり見たのは初めてでした。
富士山は日本一の山で、見る角度によって違うということはわかっているつもりでしたが、こんな感動があるなんて、と思いました。
実は、もう一つ驚いたことがありました。
それは、Wi-Fiも携帯もつながらなかったこと!
たしかに青木ヶ原も控えているし、つながるわけもない。
「つながって当然」と思っていた自分に、二度びっくりしたのでした。
フロントの方は、(決していやみはなく、)「ここはつながりませんよ」と、「当たり前のことをわざわざ聞くなんて」という顔をし、逆にわたしの「驚いた顔に驚いている」様子なのが、ありありと浮かんでいました。
東京からたった2時間ちょっとで、普段使っている物が使えなくなる不便。
いわゆる「強制的ポジティブSNSデトックス」とでもいうのでしょうか。
返信しなくちゃいけないメールや電話には出られずご迷惑をおかけしましたが、一方で得たことは大きかった旅でした。
親の家も、こんなふうに、いつも見ているけれど、気が付かないことがいっぱいあるのかもしれない、と思いかえし、
この週末に、実家に帰ると電話をしてみました。
なんと、母は「暑いし、忙しいだろうから、来なくていい」と、のたまいます!!
「せっかく帰るって言ってるのに」「何おへそを曲げているんだろう」と、正直、腹立たしく思いながら、よくよく話をしていくと・・・。
なんと、「お店や役所があいている平日にきてほしい」という本音がチラリ!!
母は母で、私が帰ってきたら寄ってほしいお店や場所や、してほしい手続きなどがあり、なにやら思いを巡らしている様子です。
そうならそうと、正直にいってくれればいいのに!と、思いつつも、母なりの終活の一環なので、きっと言いにくかったのかもしれないし、
こちらも「せっかく帰るって言ってるのに」という目線があったことに反省。
知っているようで知らないことがあるし、見てるようでそれぞれ違うものを見ていたり、思い込んでいるということに、あらためて気がつきました。
今年も夏が終わろうとしています。
どうぞ、いろいろなことに気が付きますように。(渡部亜矢)
『週刊ダイヤモンド』特集「どうする?実家の大問題」記事掲載
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